相撲ファンなら必見!大相撲ドキュメンタリー「相撲道 サムライを継ぐ者たち」を観て参りました櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
#ほぼすっぴんですごめんなさい
国技館やTVで観る相撲中継をただ観るだけでは、一番一番の、勝ち負けや技の凄さ等、相撲の魅力のほんの一部しか伝わらない。
この映画の、一人の力士の取組を、その時の心情をなぞりながら、数場所分連続で観る、という部分は、感情移入も誘い、興奮しました!
相撲の魅力って「人間ドラマ」だと、櫻田は思います。
非常にシビアな格付社会の「人間ドラマ」として15日間の相撲を観ることになるから、勝ち負けや技以上に惹き付けられるものがある。
「毎日が交通事故」で、誰しもが怪我に泣き、怪我と共に戦っている過酷な状況も、このドラマを盛り上げる。
相撲界に今も残る「怪我を隠してやせ我慢する美学」は、今時全く流行らないと思うけれど、だからこそ、ドラマとなって我々を惹き付るのかなな~と思いました。
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ただ・・・・正直に言うと、相撲ファン以外の方には、1,900円払っても観てっ!とは言い難い内容に感じました。
ストーリーが甘くて、とりあえず密着して、拾ったことを面白く加工してつなげた感もあり、テレビのバラエティ番組のように感じました。
国技館入りする関取をランウェイを歩くモデルに例えたり、テレビマンである監督らしい面白い切り取り方もあり、エンターテイメントとしては楽しい部分も多かったです。
ただ「人生を懸けて」「命を懸けて」という親方や力士の言葉は出るものの、それがドキュメンタリーとしてあまり伝わってこなくて、力士や親方たちの懐には、入れてもらえなかったのかなぁと感じました。
相撲ファンを増やしたいと思っているので、超絶おススメしたいところなのですが・・・。
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しかし、相撲に少しでも興味ある方、好きな方は必見です!
部屋の力士全員に焼肉をおごると、これくらいの値段になるんだな、とか、
毎日ちゃんこってわけじゃない部屋もあるんだ、とか、
親方もまわしして稽古する部屋もあるんだ!とか、
パワハラNG時代の難しさとか、
「へぇ~」「そうなんだ~」的エピソードもいっぱいです!
部屋の中の後輩、弟弟子が語る力士の姿にも、グッと来るものがあります。
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豪栄道がメインなので、豪ちゃんファンなら絶対観るべきだし、その溢れる男気は、ちゃん付け止めようかと思うくらいカッコよかったです(現在は武隈親方ですが)
後半のメインは龍電なので、イケメンっぷりを大画面で楽しみたい方も必見です。美しい新妻に嫉妬しちゃうかもしれませんが。
↓上が武隈親方(元豪栄道)で、下が龍電(多分)
どうでもいいことですが、最後のクレジットの最初に「細木数子事務所」とあって(朝青龍が日本の母と慕っていた、今は白鵬のタニマチ?)なぜ?どういう関係?と思ったら、監督さんは細木数子さんのTV番組に関わっていた方だそうで、角界への橋渡ししてもらったのかしら?
(監督インタビューを読むと、それは違うようです・・)
な~んて思いながら、数年振りの映画館を後にしました。(映画が苦手)
相撲に少しでも興味ある方なら、がっぷり楽しめると思います!