「確定拠出年金の教科書」山崎元★実践に使える具体例付き教科書!

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確定拠出年金を今年前半には始めようと思っている、櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!

で、現在2冊目、この本を読んでいます。

山崎さんは現在テレビに雑誌に引っ張りだこの売れっ子経済評論家。櫻田の印象ですが、経済合理性という名の下に、バッサバッサとぶった切って行くのが痛快。

「夫婦で銀行に相談に行って来た」(若干ドヤ顔)は間違っていたのかも

の記事も、山崎さんのこのサイト【楽天証券】山崎元「ホンネの投資教室」を読んで書きました。

さて、2冊目となる確定拠出年金の本ですが、1冊目の大江さんが、読みやすい分かりやすいだったのに比べ、

はじめての確定拠出年金投資by大江英樹★分かりやす過ぎる

こちらは、文字も多目でカバー範囲も若干広いと思います。その分読むのに気合いがいりますが。


#社会の教科書みたいな

で、この本の一番のポイントは「運用商品って何選べばいいの?運用って何すんの?」に、具体的かつ簡単でシンプル指針を与えてくれる上に、誤解を恐れず言えば、練習問題まで付いて来て超実践に使える教科書、なんです。

買いです。

やっぱり山崎さん、ズバズバ切っているので、いやその前提はおかしいとか、こういう場合もあるとか、あるかもしれませんが(わかってる人が読んだら)、なかなか言い切れずに「後は自分で考えてね」ってなりがちなところ、曖昧さを残さない勇気っていうか、確信っていうか、すごいなと思います。

この先、世界情勢が変わり、投資環境が変わっても、とにかく、山崎さんの仰る事を追いかけて行く方が、自分がせっせと勉強して判断するより、よっぽど良いだろうと思っています。

だから山崎さん、できるだけ長く現役で頑張って下さい!

ちなみに、確定拠出年金の概要や「やらないともったいない」理由など、もちろん詳しく書いてありますが、それについては省略。こちらのサイトでサクッと理解して下さい。

一発で分かる:個人型確定拠出年金「iDeCo」って?(iDeCoナビ)

今回はこの本の目玉である「どう使いこなしていくか」という部分がとても良かったので、その部分について。

三大原則:大きく・一部として・シンプル

本の内容は、229ページからの3ページを読めば、そこに全てエッセンスがまとまっています。立ち読みする方はそこを!

そして、さすがテレビのコメンテーターとしても活躍されているだけあって、我々がどれだけ「大して聞いてない(読んで無い)かも分かってらっしゃる!

だから、大切なことは覚えやすいキャッチフレーズにして、バンと提示する。

大きく:拠出限度最大まで「大きく」使う(人によって違う)
一部として:自分の資産全体の「一部として」運用する(NISAも使いましょう)
シンプル:運用商品は手数料が安くて「シンプル」なものを選ぶ(以下説明します)

確定拠出年金の運用は「合理的」に一つに決まる!?

ここで、めちゃめちゃ分かりやすく、言い切ってらっしゃいます。

・運用商品の評価は「手数料」のみで行うべき!

そして、実存する会社の、企業型確定拠出年金の商品ラインナップや、個人型確定拠出年金の運営管理機関のラインナップを見ながら、これはこういう理由でダメ、これがベスト、と解説してくれるので、その解説を読む前に自分で選べば、あらやだ練習問題ですよ、奥さん!

さらに、架空の人物を設定して、資産全体のアロケーションの仕方まで、丁寧に説明してくれています。これも事前に自分で考えてから読めば、山崎さんの法則を理解できているかどうか、練習問題になります。

NISAにはこれ、確定拠出年金にはこれ、で、安全資産は・・・

これなら私にもできる!

そう思わせてくれる本です。この本はBookOffに売りません(笑)
ブックオフ楽天市場店で中古本宅配買取をオススメ★ポイントがスゴかった

企業型確定拠出年金に入っているサラリーマンへのアドバイスも豊富

バッハ君は企業型確定拠出年金なので、バッハ君にも読んでもらいたい!

企業型の確定拠出年金は、社内の担当者が証券会社に丸投げ、言いなりになっていて、社員にとってあまり良い品揃えや社員教育ではないパターンが結構あるそうです。

・証券会社=手数料商売 

一方

・確定拠出年金の投資信託の選び方山崎ルール=手数料が最も安いものを選ぶ

なので、そりゃ、そうだ。

証券マン視点、社内の担当者視点、社員視点の他にも、自社株を組み込む社長は社員のことを考えていない等、様々な視点で一歩踏み込んだことも説明されているので、理解が深まります。

全ての会社のの確定拠出年金担当部署に一冊置くべき!と思います。

運用中・受取時の説明もしっかり!

また、運用中(は、そんなにいじらなくていいっぽい)や、何かあった時(脱退とか移管とか退職とか破綻とか)等も、具体的に説明されていて、「えいやっ!」と加入するのではなく、あらゆるイレギュラーな事態を想定しつつ、納得して始められそうです。

もちろん、受け取り方についても、場合分けして「どう選べばおトクか」説明されているので、60歳になるまで手放せません。

余談

公的年金からの離脱は「たぶん損」だ、という説明にとても納得。櫻田の周りには、公的年金なんてもうダメだみたいなことを言う人がいるので、これを読んでもらいたい!

「世代的に「もともと損」であることに立腹して「更に損!」な状態に陥るのは賢明ではない。

スッキリするわー。オブラートに包まず「立腹して」と、本当のことをズバっと言っちゃう山崎さんが好きです。

ということで、ほぼ気持ちは固まったので、いくつかの機関に資料請求してみました。また、2冊の確定拠出年金の本を読んだ上での櫻田の「確定拠出年金入るべき論」も展開させて頂く予定です。

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