医療保険について相変わらずウダウダあーでもない、こーでもない考えたり、ネット見たり本読んだりして悩んでいる櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
ある程度の情報量と、悩む時間、が積み重ならないと、なかなか「心から納得できる選択」ができないのですが・・・
終身医療保険入ります!先進医療特約つけます!
共済や保険は「頻度は高くないが、いざ発生した時に家計を揺るがす経済損失」から家計を守るための商品です〜銀行・保険会社では教えてくれない 一生役立つお金の知識 塚原哲〜
と、塚原さんはおっしゃっていて、これは山崎さんもおっしゃっていて、もう、基本中の基本の考え方。
で、現役時代は、バッハ君はサラリーマンなので、病気になっても傷病手当金が払われるなど手厚い保護があり、かつ、高額療養費制度があるので、例え1ヶ月以上の入院をしたとしても「家計を揺るがす経済損失」は生まれにくいです。
・収入も蓄えも減り、頼る子供もおらず、長期の入院が発生しやすい後期高齢(75歳)期をカバーできる終身医療保険は持っておきたい
・ものすごく可能性は低いけど、家計を揺るがす「先進医療」特約を付けたい
ちなみに、先進医療特約が気になり始めたのは「白内障の先進医療手術」がきっかけでしたが、
白内障の手術は「家計を揺るがす経済損失」と言える金額ではないので、
(1万1478件/55万4707円)↑記事参考
それは特約を付ける一番の理由ではありません。
重篤な病気になった時に、頼れる子供のいない老夫婦が、躊躇なく先進医療を選ぶことができるように、お金が理由で生きるための選択肢を諦めることのないように、恐らく一生使うことはないかもしれない、損は覚悟でつけておく、というスタンスです。
ということで、県民共済は、いらない生命保険がついてる上に、85歳で保障が打ち止めとなり、先進医療特約も付けられないので、やめます!
じゃ、どれに入ろう?
医療保険の比較の基準をまとめた
塚原さんの提案される比較の仕方は、この記事に全てが集約されちゃってますので、それを元に櫻田的な比較手順を。
NIKKEI STYLE:100年人生の医療保険 180日ルールとコスパを確認
1)BPR=保険のコスパを比較する
とにかく比較しにくい保険を、支払い期間や保障内容など、できる限り条件を揃えてBPRを出して表にまとめています。
BPRとは、払った保険料に対して、入院した時どれくらいもらえるわけ?って感じの指標です。
わかりやすく書くと、
a. 100万円払って、MAX入院して30万もらえる
b. 150万円払って、MAX入院して90万もらえる
なら、bの方がお得だよね、コスパいいよね、っていう感じですが、詳細は記事を!
2)入院限度日数は120日以上基準
長期入院が増える、定年後やシニア世代の医療の準備として加入するなら、最低でも120日型。NIKKEI STYLE:100年人生の医療保険 180日ルールとコスパを確認
と、塚原さん。
確かに高齢者の方が入院は長引きがちですし、高齢になればなるほど、経済的な負担が苦しくなります。
生命保険文化センター:入院した場合、入院日数は何日くらい?
しかし、厚生労働省による「平成26年 患者調査」によれば、病気やケガでの平均入院日数は31.9日と入院限度日数は60日でも十分カバーできる、高齢者でもそれほど長くない、という見方がネットには多いです。
医療保険の教科書:プロFP10人に聞く「医療保険の賢い選び方」10選
保険相談ナビ:医療保険はこう選べ!商品を比較する前に知っておきたい3つのこと
個人的には「平均」って意味あるの?あるとしても「平均」以上に入院が長引いてしまうような「家計を揺るがす経済損失」をカバーすることこそ保険の本質じゃないのかな?と思うので、短期の入院しかカバーされないなら、もう、それ意味ないよね。
ただ、それであまりにも保険料が高くなるのもな・・・ということで、条件次第です。
★
ちなみに、日帰りでもOK〜1日でもOK〜と謳う医療保険のCMは多いけれど、そんな超短期の入院なら、そもそも「家計を揺るがさない」から、保険として重要視するべき要素ではない、と判断します。
3)180日ルールの厳格度を確認する
普通【同じ病気の場合のみこのルールを適用】
1回目の入院ー180日未満ー2回目の入院 ←1回の入院として認識
1回目の入院ー180日以上ー2回目の入院 ←2回の入院として認識
180日ルール自体は、制度の悪用を防ぐためにも必要な基本的ルールですが、そのルールが普通より厳しい医療保険があるそう。
厳格【同じ病気じゃなくてもこのルールを適用】
肺炎で入院して、その後、30日後にガンで入院しても、1回の入院として認識されてしまうので、1回目の入院が120日などの入院限度日数を超えていたら、ガンでの入院に保険金は支払われないのです。
消費者が気づかない、契約書の小さな文字がぎっしり書いてあるところにこっそりと、保険会社が保険金の支払いを減らすために厳格化の一文を入れているようです。
スマホの昔の解約ルールとかに近い、えー!?そんなんヒドくない!?ってヤツです。
どちらのルールかチェック必須ですね。
4)先進医療特約を確認
先進医療特約の有無とその保険料を確認します。
さらに調べていてびっくりしたのは、先進医療特約が、
・特約の場合は、10年等の更新時に、特約部分のみ値上がりする場合がある
・本契約に含まれている「終身医療保険」ならば値上がりの心配はない
参考:FPによる生命保険・損害保険の選び方講座:先進医療特約は終身?10年更新?
とのことで、これも一応確認して比較していきます。
あ、ちなみに塚原さんは本書で、先進医療特約については、ちゃんと仕組みを知って入らないとダメだよって、言ってるのみで、入りたければどうぞ的な感じです。
そんな意思を固めた櫻田こずえに、真っ向からの反対意見も最後に置いておきます。
医療保険に入るのならついでに付加していいと思いますが、わざわざ先進医療特約目当てで入ったり、乗り換えるのは慎重に検討すべきです。
The Goal:保険会社が教えたくない医療保険の選び方まとめ!社員が激白
医療保険の比較の基準をまとめて終わってしまった。。。
いやほんと、保険って分かりにくい・・・それに、落とし穴だらけです。
月々の支払いは小額ですが、これからおそらく100万円〜150万円支払うことになりそうな終身医療保険。(現行の県民共済同じかそれより低い感じ)
医療保険なんて解約して、その分貯金しておけばいいのでは?いやしかしもしもの時に・・・という堂々巡りを繰り返していますが「終身医療保険に、先進医療特約をつけよう!」と思いつつ、最後に自分に水をさしておきます。
終身医療保険には以下のリスクがあります。
- 予定利率上昇があると、自分の保険が割高になってしまう
- インフレになると実質的に損
- 医療技術の進歩による保障陳腐化リスク
- 一生涯保険料が同じことの代償として、契約からしばらくの間はかなり割高な保険料を支払う必要がある。
The Goal:医療保険に入るべきか否か。保険会社社員が語る必要性・不要理由のまとめ
この記事を読んでいると、私(とバッハ君)は、入らなくていいような気がしてしまう・・・。
あぁ、考えれば考えるほど、情報収集すればするほど、よく分からなくなってくるけれど、いい加減とにかく、表、比較表作って決断します!
本当はこの記事で表作るはずだったんですが・・・力尽きました、また次回。