五嶋みどりさんのヴァイオリンの音色に包まれて@サントリーホール

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昨晩ヴァイオリニスト五嶋みどりさんのコンサートに行って参りました、
櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
やっぱり生で聴く楽器の音は心に響きます。
っていうか、みどりさんの音だからっ!

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コンサート会場の雰囲気も好きだなぁ。
着飾った老夫婦のしゃんとした美しさもステキだし、
両親に連れられた一張羅のお洋服を着た子供たちも可愛いし、
ヴァイオリンを背負った学生さんのキラキラした目も好きだし。

サントリーホール スペシャルステージ2014五嶋みどり 協奏曲の夕べ
http://www.suntory.co.jp/suntoryhall/schedule/detail/20141010_M_3.html

J. S. バッハ: ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 BWV1052R(チェンバロ協奏曲 BWV1052からの復元)
シュニトケ: ヴァイオリンと室内オーケストラのためのソナタ(1968)
ベルク: ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出に」
J. S.バッハ: ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調BWV1042

アメリカに住んでいて、日本にはたまにしか「来日」しないそうです。


バッハ君はこのCDにサインしてもらってました。

■ ミュージックシェアリング

特別支援学校・養護学校の障害を持つ子どもたちへの、
音大生・音大卒業生による継続的な楽器演奏指導。

ミュージックシェアリング
http://www.musicsharing.jp/

その発表会が、本編の前に30分程度で行われました。

観る者を、聴く者を感動させるのは、技術や技巧ではない何かだ、
と、アイドルを応援したり、クラシックを聴いたり、
また、絵画を観たり、写真を観たりしていて感じるのだけれど、
その何かだわーーーーーって思いました←語彙を増やそう櫻田さん

五嶋みどりさんって、神童(11歳でニューヨークフィルと競演)とか、
日本にはあまりいない、国際的に活躍するアーティスト、
みたいな、上っ面やちょっと聞いただけの印象しか持っていなかったけれど、
アーティスト以上の活動をされている方と知って、さらにおーっ!

アメリカって、才能やお金を持つ者は、シェアする与えるのが当たり前、
それが持つ者の喜び、というような文化がある気がします。

知れば知るほど魅力的な方!

五嶋みどり

櫻田はクラシックやヴァイオリンの音色や技術を語ったり判断したりする、
語彙や感性や知識や経験を持ち合わせていないのですが、
スゴイかどうかっていうのは、胸に響いて伝わるものですよね。
こう、心臓の辺りが、ぐぅーーっとする感覚。

包容力みたいなもを音色から感じました。
あと、安定した緻密さ、安心して身を任せられる心地よさ。
魂を揺さぶるというより、包まれるとか言えばいいのかな。
音には人柄が出るものだと思うけど、そんなかんじ←分からない

付け加えるなら、棚ボタで頂いた良席に届く一音一音が、
サントリーホールという空間で、気持ちよく響いていて、
環境としても最高でした♪

■ バッハのバイオリン協奏曲×2

バッハーーーっ!やっぱりバッハの曲が好き!バッハ君が好き!←余計
安定した、気持ちの良い、複雑過ぎない、楽器一つ一つの音が分かる、
サロンで聴くような上品で控えめで美しい音の連なりが好き。

オーケストラ+ピアノ、+チェロ、+バイオリン的な、
○○協奏曲は、音がゴチャゴチャし過ぎて良く分からないから好きじゃないのだけれど、
オケがバイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス位の小さな編成だから、
シンプルに美しくて、とても素直に身体に響いて来ました。

ここにみどりさんの音色が~~~うっとり。

そしていつか、櫻田もチェロでオケに参加して、この曲を弾きたい~♪

■ 現代音楽:シュニトケ&ベルク

現代音楽は正直苦手で、眠くなっちゃったりするのだけれど、
シュニトケの「ヴァイオリンと室内オーケストラのためのソナタ」は、
「風がぴゅうーっと吹いて、桶が鳴って、キュルキュルしてドンドンドン!」
みたいな(すみません)、現代音楽的訳の分からない部分が少なくて、
何かしら、リズムや旋律を感じる部分が多かったので、退屈しませんでした!
後半ジャズとタンゴを取り入れていたらしく、納得。
そう、何か知っている音楽を逆再生したらこんな曲になりそう、って思いながら、
面白くって引き込まれたのは、現代音楽系では珍しいかも。

あ、ベルクは正直一瞬眠くなりました・・・ごめんなさい。

普通のクラシック音楽ばかりをやっていたら、
きっとモチベーションが維持できないよなぁ、
何か不可解なものや新しいものに常に挑戦し続けたいよなぁ、
なんて、超天才のことを分かったような気になって、
音楽について語り合いながら、バッハ君と一杯やって帰りました♪

その晩は「櫻田が曲名を知らないけれど鼻歌が歌えるクラシック」を歌い、
バッハ君がその曲名を当て、膨大なCDの中からご自慢のオーディオでその曲を聴かせてくれながら、
クラシックのウンチクを語ってくれながら、眠いもう寝るといいつつ、
居間に毛布を持ち込んでゴロゴロし、ヤバイと言いつつアイスやチョコを食べる、
という会が延々と続き、寝たのは2時半を回っていました・・・

お肌には相当悪いけど、幸せ過ぎる金曜日の真夜中でした。
多分、二人にとって最も幸せを感じる時間の過ごし方の一つ。

と、オノロケで終わる、五嶋みどりさんのコンサートレポでした!

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