2年ぶりに岡山のおばあちゃん家に泊まって来た櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
いろんな、いろんな複雑な事情があって、おばあちゃん家に行きたいと思ってもNGだったんです・・・でも、広島に旅行に行くついでにちょっと顔出すだけならどう?とお伺いを立ててみたらOKが出て、誰かが病院に連れて行かなきゃいけない!というお役目もタイミング良く降って来て、2泊3日おばあちゃん家に滞在することができました♪
その時、後悔した話。
93歳で一人暮らしをしているおばあちゃん
おばあちゃんは今93歳なのだけれど、一人暮らしをしていて、洗濯や掃除、ご飯も自分で作っています。
すごい。
手押し車があれば近くまで歩いてでかけられるのですが、もちろんお買い物は周囲の親戚の方の手助けに支えられているし、いろんなところに大小の不調があるし、耳も遠い。(目も悪かったけど、この前手術して回復した!!)
けれど、食欲は旺盛だし、頭や言葉はとてもしっかりしています。
あ、でも、私の名前はよく忘れますが(笑)
そんなおばあちゃんの家は、家政婦さんがいるかのようにピカピカに綺麗で快適で、ふとんも自分で干していてびっくりします。
食事作りでとても後悔していること・・・
そんなおばっちゃんの家に行って、櫻田ができることと言えば、お風呂の天井のカビ取りと、食事作りくらい。どちらも楽しみにしてくれています。
ということで、お食事リクエストには何でも答えます。
オムライス。お刺身もリクエストでした。
外食も普通にできるし、脂っこいものも甘いものも好きで、エビフライ(初日夜に買って行きました)が好きなおばあちゃん。
柔らかくすることは気にしていたけれど、結構普段通りに作っていました。
それなりに美味しくできたし、とても喜んでくれたし、これならいいだろうとホッとしていました。
でも、最後の夕食の時、突然おばあちゃんが「入れ歯してくる」と。
入れ歯が嫌いだって聞いてたからびっくりしたんだけれど、その時はあまり深く考えませんでした。
★
そして、最終日のお昼ご飯、最後の一緒の食卓で「ほうれん草のお浸しを半分に切って欲しい」と頼まれて、ハッとしました。
#親子丼。右奥はブリ大根。たくさん作って残りは冷凍。
おばあちゃんが食べるには、ほうれん草も、玉ねぎも、大根も、にんじんも、かぼちゃも、鶏肉も、トマトも・・・・全て大きすぎて食べにくかったんだ、もっと小さくしてあげなきゃいけなかったんだ。
でも、櫻田に遠慮してたんだろうな、そんなこと一言も言わなくて、でも、ただひたすら嬉しそうに、美味しそうに、ありがとうと言いながらちゃんと食べようとして、でも大きくて噛みきれなくて、嫌いな入れ歯をしてみたり・・・あぁ・・作ってあげた!って満足してた自分が情けなくなって来た。
家に帰ってしばらくずっと後悔してました。
身体の衰えに気づいてあげてなかったな・・・
そういえば、庭の畑はなくなっちゃってたな・・・2年前に来た時は、たくさん野菜が植わっていて、それを採ってはご飯作ってたのに・・・。
少しずつ老化が進んでいるけれど、気丈に元気に振る舞うおばあちゃんに、櫻田は気づいてあげられなかったんだなと思うと、今さらながら自分が情けなくて。
次に行けるタイミングがあれば、もっと細かく切った食事を出してあげよう、嫌いな入れ歯なんてしなくていいように、もっといろいろなことに気づいてあげたい、そう思っています。
最後の日の朝ごはん。
おばあちゃんはデニッシュパンが大好き。
あ、でも、目玉焼きより卵焼きがいいって、最後の朝に聞きました・・・わーん作る前にどっちがいいか聞いてあげればよかった。
トマトやソラマメはいいけど、葉物は食べにくいとかも・・・。
そういえば前回も反省してたな・・・
【2016/7/28】おばあちゃんとケンカをした日
前回は気持ちを理解できていなかったし、今回は衰えに気づいていなかったし、まだまだだな・・・。
今回おばあちゃんの家に行ってから、もう3週間くらい経ちますが、いじいじとそんなことを考えつつ、そもそも櫻田は、なぜおばあちゃんの家に行きたいと思うのか、そういうことをずっと考えています。
つづく。