指を広げられない櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
レッスンを受ける度に壁にぶつかりますが、今回の大きな壁は「広い形」です。えぇ、広く開かないんです。
乱れた形
広い形(広い型・開いた形・拡張型とも言うらしい)とは、基本形から人差し指だけが真っすぐに伸びた形。
人差し指だけが真っすぐになって、2目盛り分距離を稼ぎ、残りの指はいつも通りの間隔を保ちます。もちろん、中指と親指はいつもセットで。
3. 左手・フィンガリング 2.指の形、拡張型
http://www.cello-maker.com/vcplay/index-vc.html
#上記サイトの広い形が超美し〜い!
撮影のためにちょっと無理なポーズなんですが、しかし、小指が全く真上から押さえられていないし、指の間隔が全く揃ってません。わーん涙
で、広げるとさらに乱れます。等間隔とか夢のまた夢。名付けて「乱れた形」中指と薬指が全然指板を押さえられていなくて、音が抜けます。
メヌエットではこの「広い形」が何度も登場するのですが、これがうまく開きません。そして、きちんと押さえられないがゆえに、力だけやたら入っちゃって、ものすごく手が疲れるんです。
「広い形」をすると
・人差し指がつりそうになる
(さらに真っすぐにすると弦を押さえられない)
・親指にすごく力が入って疲れる
(中指、薬指が力不足だから)
・手の甲が落ちる
(丸くならない)
もう、あっちこっちひっちゃかめっちゃかになって、まあ忙しいこと。
suzukiの教科書では「1指を残して、2,3,4指と親指を移動する。ひじも同様に移動する。」とありますが、そもそも、ひじが全然動いておらず、不自然な形になっていたことが原因の一つ。肘を落とす感じで、親指の位置も、もう、横になるくらいでいいみたい。
先生が押さえているのを観察したり、先生に角度やら何やら直してもらうんだけど、ストレスがない形で「広い形」ができない。どっかが大変無理している・・・。
指よさっと開け!
今までの短い経験から、こういうのって理屈や説明で直るんじゃなくて、100回弾いたらできるようになってた、ってパターンな気がします。
ですが、そんな100回やれば弾けるようになるなんて乱暴なことを先生は言いません。(よく言うか)で、改善策を二つ。
・中指と薬指の指の力が弱いようなので、それを補うべく親指がガンバってしまう。
→指の力を鍛える練習をする
1,4,3,4,2,4-1,4,3,4,2,4-1,4…..を永遠に繰り返します。それも段々早く!
・指板を真上から押さえられていないのが問題。
→深爪しないと、どうしても指板に指より爪が先に当たってしまう。
櫻田の、左が薬指、右が中指。なぜか生まれた時から薬指は深爪タイプ。
これからノーマル中指も深爪に育てて行くといいのかも・・・肉体改造か?
えーん、さらにマニキュアを楽しめない爪になっちゃうのね。でも、デビューのためなら仕方が無いわ←なにそれ
学生時代からバイオリンをやっている(今はお休み中)バッハ君の爪を見せてもらったら、右手より、弦を押さえる左手の方が、あからさまに「深爪」状態になってた。深爪し続けると、皮膚と爪がくっついているラインが後退していくのでしょうね・・・。先生はもっと深爪で、さらに爪の先がもっこりしてた。横に広くて、弦を押さえやすそうな形状。生まれつきじゃなくて、死ぬ程弾いたから身体が改造されていったんだろうなぁ。
親指じゃなくて、中指や薬指もこんな感じ。
もっともっとダメ出しを頂いたので、それはまた次の記事で・・・デビューへの道は遠いわ。