最後の、最後の章です。これが本当にこの本の最後。
でももちろん、読み終ることは、やっとスタートラインに立ったことに過ぎない。
この7つの習慣を実行することこそが、この本の意義なのだから。
そして、どう実行するかな?実行する事ってどんなことかな?
と、戸惑う気持ちへの答えにもなっているのがこの章だと思います。
著者の実体験と、実例と。
で・・・えっと、インサイド・アウトって何だっけ?
「7つの習慣」2 第一の習慣:主体性を発揮する
https://sakuradakozue.com/7-habits-of-highly-effective-people-2/
自分のあり方を変えることにより、
自分の外にあるものをプラス方向に転換させることができる。
解決の第一歩は自分にある。
直接的にコントロールできる問題→習慣を変える
間接的にコントロールできる問題→影響を及ぼす方法を変える
全くコントロールできない問題→自分の態度を変える
インサイド・アウトのアプローチが、夫婦の関係に、世界に、
影響を及ぼす例が挙げられています。
ま、コヴィー先生の本って、崇高過ぎて、目指す所がスゴ過ぎて、
ちょっと尻込みしますよねぇ、ぶっちゃけ(笑)
まずは先生の言う「小手先のテクニック」から始めるのも・・・って思っちゃう自分もいつつ。
■ Between stimulus and response there is a space
コヴィー先生は大学の図書館で、ある著書に衝撃的な出会いをします。
これはアドラー心理学の著書なのでは?
その本の要約というこの一節はとても重要だと思います。
刺激と反応の間にはスペースがあり、
そのスペースをどう生かすかが、
私たちの成長と幸福の鍵を握っている
原書を探してみました。
Between stimulus and response there is a space.
In that space is our power to choose our response.
In our response lies our growth and our freedom.
櫻田の理解はもっとシンプル。freedomとpowerは、canという言葉に込めて。
刺激と反応は直結していない。
どう反応するのかを我々は選ぶことができ、
そこに成長の鍵がある。
罵倒されて、傷つくこともできるし、怒ることもできるし、スルーすることもできるし、
学ぶこともできるし、相手を思いやることもできるし、いじけることもできるし、
逆に相手を貶めることもできる。
自分の反応をどう選ぶか、人生はその選択の連続であり、その選択がその人を作る。
そしていつも新しい選択をする自由が私たちにはあるんですよね。
刺激と反応の間のスペースを懸命に活かし、人間の四つの独特の性質を発揮することで、インサイド・アウトから力が得られる
Self Awareness 「自覚」
Imagination 「想像力」 (the ability to create in our minds beyond our present reality)
Conscience 「良心」 (a deep inner awareness of right and wrong)
Independent Will 「自由意志」(the ability to act based on out self-awareness, free of all other influences)
■ アウトサイド・イン
アウトサイド・インの接し方
お互いを愛しているから行動や態度を改善したり、人間関係のテクニックを使用したりすることで、お互いの相違点を乗り越えようとしていた。
ではなく、インサイド・アウトのアプローチ
私的成功の上に成り立つ、Win-Winを考えて、理解してから理解される、相乗効果を発揮する
で努力するようになってからは、開かれた信頼関係を築き、アウトサイド・インのアプローチでは全く望めなかったような深く継続的な方法で、お互いの相違点を乗り越えることができるようになった、というコヴィー先生。
うーん、櫻田とバッハ君、まだまだアウトサイド・インだな。
愛してるから、行動や態度を改善したり、愛する人の意見を尊重し、譲り合おうとするレベル。
でも、櫻田が「今日からインサイド・アウトよ!」「7つの習慣よ!」って言って、
それを強要するのも、違う、それは「アウトサイド・イン」だ。
話し合って解決することこそ正しい。さあ、本心を話し合おうじゃないか!あなたをもっと理解したい、さあ話してっ!というアプローチって、そういうのが好きではない人にとって、苦痛、余計なお世話、上から目線、偽善、とかなんだろうなーと思う。
じゃあ何ができるのか?が最近の櫻田の挑戦です。
もっと注意深くバッハ君の言葉や態度を聴き、
理解されていて心地良い、安心、と思う機会を増やしていけたらなと思います。
毎日の私的成功で始まるインサイド・アウトのアプローチをあらゆる方面で重ねながら。
■ 世代を越えて生きる・流れを変える人になる
この本では、主に、主体的に自分で書き直したい脚本について取り上げた。
前の世代から引き継いでいる脚本の存在にも気づくことだろう。あなたの家族で、何世代にもわたってつくられてきた悪い流れは、あなたの代で止めることができる。
トラウマを否定するアドラー心理学の考えと全く一緒です。
櫻田にとって、この「トラウマの否定」という考え方はもの凄く衝撃的でした。
「嫌われる勇気」アドラー心理学に触れた衝撃
https://sakuradakozue.com/kirawareruyuki/
毎日の私的成功で始まるインサイド・アウトのアプローチを実行していれば、しかるべき結果は必ずついてくる。
繰り返し行うことは、たやすくなる。行う作業の質が変わるのではなく、行う能力が増すのである。
ただただ、毎日の私的成功の時間をとり、
インサイド・アウトのアプローチをし続けて行こうと思う。
★
本のレビューはこれにて終了ですが、櫻田が7つの習慣を本当に習慣にするための取り組みは、まだまだ始まったばかりです。
次回はこの7つの習慣をより自分のものとして考えるための、演習をご紹介したいと思います。
あとは、1つの記事でこの本の全貌が分かるようなまとめも書きたいと思います。
そうすることで、より自分のものになると思うので。
まだまだ「反応的」になってしまう自分がいるけれど、
いきなりPerfectにはなれないのだから、焦らず、勉強の機会に感謝して、
私的成功の時間をとり、インサイド・アウトのアプローチを意識して行きたいと思います。