日本人のルーツを学ぶぜ!と古事記を読んだら「神様の恋バナ」メインで面白かった話

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いつかどちらか読みたいと思っていた「日本書紀」「古事記」の、古事記を読んでみた櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!

「天真爛漫な神様達の、恋バナがメインのドラマ」で結構面白く、あっという間に読み終わりました。(あくまで櫻田の個人的感想です)

「日本のルーツを知っておきたい・・・でも、難しそう。」と思われる方にオススメしたく、軽い紹介や、タダで読めるサイト・便利なリンクなど書いて参ります。

日本という国がどのように始まったのか(何なら宇宙自体も)分かるんですが、もちろん神話ですし、えーこんなんでいいの?って感じですけどねw それは読んでのお楽しみ。

古事記ってそもそも何よ?

奈良時代に天武天皇の命で編纂の始まった、日本最古の歴史書だそう。

日本各地にバラバラと口伝される神話をまとめつつ、日本を支配するのはやっぱ俺たち天皇家だぜ!という正統性を知らしめるために作られたようです。

上・中・下巻とあるのですが、櫻田の読んだ本は上巻の神様の話を現代語訳にしたものでした。

上 巻:神様の話
中下巻:天皇の話(ヤマトタケルの話とか)

詳しくはこちらをご参照ください。

・ラノベ古事記:古事記とは
・島根県観光サイト:古事記の成り立ち

日本全国にまつられている神々の殆どが、この古事記、そして次にちょっとご紹介する日本書紀にに登場するそうです。

日本の神様辞典「やおよろず」

神社巡りも楽しくなりそうです!

・ちなみによくセットで語られる「日本書紀」との違い

古事記:国内向け。天皇の正統性。
日本書紀:中国とか海外向け。日本すげーと思わせるためで、古事記より詳細で長い。

これも、櫻田が改めて書くより、こちらをご参照ください。

・島根県観光案内サイト:古事記と日本書紀

バッハ君が上下巻持っていて、分厚くて読むの大変そうというイメージがあり、古事記も同じようなもんだろうと思って敬遠していました。

とりあえずあらすじをタダでサクッと知りたい方へ

サクサクとあらすじが読めます!実際に古事記の予習復習に読むのもオススメです。

・ラノベ古事記:古事記のあらすじ(10分未満で読めます)

古事記本編もすべてこのサイトで読むことができますが、本としても出版されています。

櫻田的古事記の感想

神様って、結構人間的じゃん!っていうか、人が神様をベースとしてるのか。ほんと、恋バナとか家族愛とかで、悩んだり落ち込んだり暴走したりの、人間、いや、神様ドラマです。

・結構短気で怒りっぽい神様が多いのねぇ
・かと思えば執着のないのん気な神様もいるわ
・色恋沙汰ばっかりじゃん
・下ネタ多いなw

ドラマにしたら、スケールが大き過ぎるゆえか、結構粗めの展開で、え?それでいいの?国譲っちゃうの?殺しちゃうの?やめちゃうの?といった勢いで、ちょっと強引なジェットコースター的展開になるので、退屈することもなく一気に読めました。

これは、現代語訳によって変わると思いますが。

また、イナバの白ウサギや、御柱祭(丸太で山を滑り降りる祭り)や、ヤマタノオロチとか、出雲大社の成り立ち等、ちょっと知ってる、名前だけ知ってることが、古事記の中の神様との関連で語られていくと、なんかちょっとした高揚感がああります。

あぁ、あれはそういうことだったんだ!って、読んでいて楽しいです。

あと、ナマコの口が裂けてるワケとか、上司が飲み会で繰り出しがちなどうでもいい豆知識なんかも(笑)

どの話も「どっかで聞いたことがある話だな〜」と感じられるのは、実際、日本で生まれ育っていれば、どこかで断片的に聞いているんだと思います。ナマコの話は初耳でしたが。

42歳で、改めて一つの流れとして読めて良かったなと思いました。

オススメサイト

■ とにかくタダで読みたい

・ラノベ古事記:トップページ(天皇記もあり)

・島根県観光案内サイト:古事記の神話(恐らく上巻の神話部分のみ)

■ 神様関係図&地図

・島根県観光案内サイト:古事記の世界構成(恐らく漏れなく網羅されている)

・ラノベ古事記:日本の神様 一覧(イラストで関係性が分かりやすい)

・よもやまセミナー:古事記に登場する主な神様の系譜(一枚で、神話の世界観もあってオススメ)

登場人物、いや、登場神様が結構多い上に、読みにくく覚えにくい・・・ので、こちらを片手に読むといいかもしれません。

ただ、神様が遡って再登場してくることはあまりないので、短い章単位で覚えていれば大丈夫だと思います。海外の長編小説のような「この人誰だっけ?」的混乱は生まれません。

また、リアルなゆかり地マップもありますよ!

・奈良県のサイト:古事記ゆかり地マップ(細か過ぎる!もの凄い充実っぷり)

・島根県観光案内サイト:古事記の舞台(島根限定だけど)

■ 原文も読んでみたい

古事記原文全て

まだ平仮名の生まれていない時代に書かれたものなので、漢文のような難しいものになりますが、現代語訳や漫画と比べながら読んでも面白いかもしれません。

古文調の訳で、かつ原文付きの本はこちらです。読みにくそうだけど・・・。

■ その他気になるリンク

・100分de名著:古事記はこんなにおもしろい(現代日本人の古事記の捉え方や関係の変遷)

・Wikipedia:古事記

紙芝居古事記「12,13歳までに民族の神話を学ばなかった民族は必ず滅びる!」とか!

古事記おじさん 応援したくなります!古事記を読もう!

最近、日本人のルーツとか、歴史とか、伝統とか、そういうものに興味が涌いています。

初めての相撲観戦は超ー楽しかったレポ@両国国技館
初めての歌舞伎座@東銀座〜なんだ歌舞伎って面白いじゃん!編〜
2015年秋:お伊勢参り〜鳥羽旅行レポ

外国人と話す機会が増えたからか、先の見えない時代・先の見えない自分に不安だからなのか、そういうお年頃なのか、単純にヒマなのか・・・しかしどれも面白いので、これからもどんどん触れて行きたいと思っています。

古事記をご紹介くださった方に感謝しつつ。

あ、新しい単位の人だ!

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