確定拠出年金に加入しようと企んでいるものの、今ひとつすっきりしない櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
前回分振り返っておきます。
・個人型確定拠出年金iDeCoの不安・疑問について調べたこと★その1
疑問1:こんなにおトクなのになぜ今まで耳に入らなかったの?
不安1:投資信託で大金を運用するのは怖い
不安2:投資信託は信託報酬が超取られそうでヤダ
不安3:投資信託で運用していたら受け取る時にリーマンショック的なことが起きてるかも・・・そしたら老後真っ暗?
不安4:20年(櫻田は)近く預けている間、運用とか何か面倒なことを常にしなきゃいけないの?じゃないと損するの?
これら不安だらけだったものが、かなり解消されましたが、まだ不安や疑問がありますので、そこ、行ってみたいと思います!
なお、基本的な最初一歩はこちらのサイトがオススメです。図解や動画で分かりやすいこと限りなしです。
iDecoナビ:個人型確定拠出年金「iDeCo」って?
疑問2:所得控除があっても、受け取る時に同じくらい税金を支払うなら意味ないじゃん?
iDeCo、個人型確定拠出年金を始めようとする櫻田の主な目的は、投資による資産の運用益よりも「所得控除」による「節税効果」です。(積立金額が所得から控除され、納める税金が減る。)
しかし、よく考えたら、老後でも所得があれば何かしらの「税金」がかかるのが普通で、受け取るときって税金取られるよね?
その時に2割くらいとられたら、所得控除の旨味減るよね?っていう疑問です。
#iDeCoは60歳まで積み立てられ、その後は積立てはできないながらも運用益は無税のまま続けられます。受取は一括、5〜20年の年金形式、それらの併用、を選ぶことができます。受取開始は、加入10年以上なら60歳〜70歳。
・一括で受け取るなら「退職所得控除」がある
勤続年数×40万円(勤続20年以上の場合はさらに+)が、退職所得控除され、税金が掛かかりません。
国税庁:No.1420 退職金を受け取ったとき(退職所得)
フリーランスの場合、勤続年数=積立年数なので、今すぐ始めたとして18年(60歳ー42歳)
18年×40万円=720万円
までは、一括で受け取っても税金がかからないので、約3.3万円を毎月積み立ててもOKという感じになります。(運用益が出て資産が増えないと仮定しての目安ですが。)
さらに、控除額をオーバーした部分の1/2の金額しか課税(約2割)されず、優遇されています。
受取額:800万
無税(控除額):720万円
課税はその1/2:80万円の1/2の40万円
つまり40万円の約2割、8万円が持ってかれます。税金恐ろしい・・・。
っつーか、次の誕生日までに始めないと1年40万円分控除が下がる!?いや、4月中?手続きは2,3ヶ月かかるとか・・・ぎゃー!(遡って支払いはできない)
・年金形式で受け取るなら「公的年金等控除」がある!
櫻田は国民年金は受取を出来る限り後ろにスライドさせる予定なので、60歳〜70歳の間、国民年金に関しては無収入になるかもで、一括で控除されない部分が出れば、この枠を利用して分割受取すれば、8万円の税金もかからなくて済みそうです。
あ、でも、この間も働き続ける予定なんだけど、なんか大丈夫かな・・・働く高齢者が年金カットされるのは厚生年金の話だし、政府の方向性としては「老人になるべく長く働いて欲しい、だってお金出せないし人で不足だし」だと思うので、長く働く人に有利な制度になっていくと思うんだけどな・・・ここら辺についてはさらに調査しつつ、制度の変更もあると思うので、受取数年前からファイナンシャルプランナーの方に相談してみようと思います。
国税庁:高齢者と税(年金と税)
不安5:支払い苦しくなるかも・・・さらに、60歳まで引き出せないなんて!
年に1回だけれど、5,000円以上1,000円刻みで、その人の上限まで自由に積立て金額を変えられ、休止・再開もできる。
これも、iDeCo入ってもいいかも!と思った大きな理由の1つです。
人生、お金で躓くことは何度もあると思います。それも、60歳まであと18年もあるんです・・・これまでもいろいろあったのに、月額3万円とか、払えなくなる時が来ておかしくない。
そしたら、最小限の5,000円に減額してしまえばいいのか!
控除期間も減ってしまいますが、休止・再開もできるなんて、それはまた素晴らし過ぎる!
ちなみに「引き出せないこと」については、老後確実に必要なお金なので、敢えて引き出せない方がいいと思うし、大きな資金の必要な事業はしてないし、問題ないだろうと思っています。
いろんな本やサイトでも、この「60歳までは決して引き出せない」が一番のデメリットとして挙げられているようです。
疑問3:個人年金保険やNISAじゃなくて、なぜ確定拠出年金?
銀行でもすすめられた個人年金保険やNISAがよく比較されているけれど・・・
個人年金保険:手数料が不明確で、所得控除上限も低い。
山崎さん(41ページ)曰く、個人年金保険は「普通の契約者にとって得な商品は一つもない。投資信託に劣る投資信託。」と、バッサリ切っていて、大江さんも、個人年金保険やNISAも確定拠出年金には逆立ちしてもかなわない、と書いてらっしゃいます。
昔人気が高かったのは、利率が高く本当に資産を殖やすことができたかららしいです。
また、銀行が個人年金保険をすすめる理由を考えてみると、それは利幅がある程度良いからなんだと思います。(櫻田もすすめられて思わず考えた→レポ)
NISA:運用益に対して無税というのは同じだけれど、所得控除はない。
櫻田は資産運用にはかなり及び腰なので、NISAに興味がないのが現状。iDeCoの所得控除がお目当てなので、魅力的ではない。
有り余るほど資産が増えたら考えます(笑)
不安6:投資信託を運用してる会社や銀行そのものが倒産したらどうすんのよ!
これは法制上保護されているそう。
・投資信託:販売会社、運用会社、受託会社のどの会社が破綻しても、法制上は全額が保全される。
・定期預金:1,000万円まで(通常の預金と合算なので、銀行を分けるべき)
・生命保険や損害保険は90%(興味が無いので詳細は省く)
(山崎さんの著書より)
投資信託と定期預金を併用しようと思っているので、これで安心しました。
その他気になったこと・発見
テク:年金形式で受け取る時は、毎月もらうことも、年に一度もらうこともできる。どちらにしろ振込一回につき432円の手数料がかかるので、年に一度にすると節約できる。(大江さん:169ページ)
つぶやき:資産額が小さいと維持管理手数料がかかるところが多いので、初年度はマックス積み立てて、早々に基準をクリアしてから、積立金額を減らすのもテか。
なるほど:キャッシュバックキャンペーンや、初年度口座管理費用無料とか、一時的な目先のおトクに惑わされない。(大江さん:179ページ)
知識だけはかなり付いて来ました。
参考:iDeCoナビのQ&A
っていうか、誰か確定拠出年金に反対の人っていないんでしょうか・・・櫻田が気付かないこの制度の穴とか、欺瞞とか、何かないのかしら・・・皆で諸手を上げてオススメって、なんか怖いような気もして来る今日この頃です。
まあ、政府の「もう国は面倒見ないから、自分達でお金貯めてね、その優遇だけはしてやるから。」ってメッセージと考えると納得な気もしますが、10年後に「あのときはiDeCoブームだったけど・・・」とかなりそうで怖いです。