本は偶然に、タイムリーに、自分にアドバイスを与えてくれることがある。
自分が困っている、悩んでいる時、
それらと関係ないと思って読んでいた本に、ふと答えや解決策が書いてあったりする。
本ってすばらしい!しかも安いし☆
で、ふと図書館で手に取ったこの本に、櫻田への教訓が書いてありました。
理解は偶然に起こり
誤解は必然に起こる
ブログを書いていて、誤解されることは多々ある。
何で分かってくれないんだろう・・・なんて思ってしまうことも、正直しばしばある。
そんな自己中になりがちな櫻田に、この本は大切なことを教えてくれました。
その人の「考え方」は、その人の「経験」に左右されます。ところが、自分と「すべて同じ経験をしている他者」はいませんから、「人と人が、100%理解し合えることは不可能」
コメントを下さった方に、失礼ながら、なぜそんなふうな理解をするのー!違うーっ!
って思ってしまう時があるけれど、コメント下さる方だって同じように思っているはず。
なぜ櫻田はこんなふうに理解をしてるんだろう、なぜこんなふうに書くんだろうって。
誤解されることが多々ある=読む方が悪い、のではなくて、
伝え方が不十分・不適切なのであり、伝えられていない=書く方が悪い、だけなのだ。
そして、櫻田は自分の想いをあちこちのブログで書いていて、
それを全て読んでもらえば理解してもらえると思っているけれど、
全てを読んでもらえばなんて、相当おこがましいし、
その一つの記事を読んだだけで、伝えたいことが伝わらないといけないのだと思う。
「ミス・コミュニケーション」が起こると、私たちは、つい相手のせいにしてしまいがちですが、「自分の伝え方が足りなかった」と思う気持ちこそが、コミュニケーションの達人への第一歩なのです。
先日の「美人はロング」事件で、無駄毛さんが
「ブログを読んでいれば櫻田さんがそんな意図で言ったのではないと分かるはず」
という、櫻田の立場に立った、あたたかいフォローをしてくださって、
救われたという経験をしました。
美人は髪の毛から:やっぱり美人はロングヘアー(櫻田調べ)
http://imasarabijin2.blog.fc2.com/blog-entry-577.html
でも、それに甘えていてはいけない!
人に何かを伝えようとブログを書いているならば、
読む人の様々な立場に立って万全を尽くさなきゃいけない。
不用意に不快にさせるような文章を書いてはいけない。
フォローをして下さった無駄毛さんの優しがあったからこそ、
そう思うことができました。
ありがとうございます!
また、その件で、ブロのブロガーならもっと説得力のある文章を書いて欲しい、
というコメントも頂きました。
やっぱり美人はロングヘアー?〜釈明会見〜
http://imasarabijin2.blog.fc2.com/blog-entry-583.html
正直に申し上げると、あなたが私にお金を払うようになったわけじゃないんだから、
アマチュアだった時と、プロになった今と、
あなたから求められることが変わるのはおかしい、くらいに思っていました。
でも、櫻田が読む方の立場に立ったら、どう思うだろう?
芸能人や政治家、スポーツマンに対して「プロなんだからもっとしっかりしてよー」
とTVに向かって文句をつける・・・ということ、無意識でしてるしょ櫻田さん!
プロなんだから、一言一句に注意を払うのが当たりまえ!
丁寧に丁寧に言葉を積み重ねていくことで、「相手に100%伝わる努力」を続けていくことが、良好なコミュニケーションを行ううえで、非常に大切なことなのです。
ライブ感命でバッサバサ書いていくことも櫻田の持ち味なのですが、
その言葉が読者の方の心にどう響くのか、ということに、
どんな時も細心の注意を払い、丁寧に丁寧に言葉を積み重ねていかなければ、
一瞬にしてすべてが崩れてしまうことだってあるんですよね。
(芸能人や政治家の失言事件は枚挙に暇がないですよね・・・)
そんな教訓を教えて下さる内容だったのに、
あぁ、子供っぽい、反応的で失礼なお返事を勢いで書いてしまったな、
と反省しています。
この場を借りてお詫びします、ayappleさん、ごめんなさい。
そして、大切なことに気づかせて下さって、ありがとうございました。
★
ちなみに、この本のレビューですよね、この記事は(笑)
櫻田のダラダラとした言い訳会見ではないのです。
えっと、櫻田的にはテーマは一つだと思いました。
誰からも好かれる、良い印象を持たれることは、あなたの人生を好転させます。
そのためには、「私はあなたを大切にしていますよ」というメッセージが相手の心に届くこと、つまり「相手の承認欲求を満たすこと」をしましょう。
というテーマで、それを、いろんなシチュエーションで、著者の経験談や著名人の引用などで、
繰り返し繰り返し伝えている・・はい、自己啓発本にありがちなパターンです。
内容は当たり前のことに満ち満ちており、さらに繰り返しです。
そして、それらの当たり前のことは、1%の人しかしていないし、
自分の行動の1%を変えることで実行できるるのです、と。はっ!そうかも!
自己啓発本の真の評価基準は、良い事や発見や目新しい理論を沢山詰め込むことではなく、
読者に一つでも行動に移させることができるか?ということにあると櫻田は思っており、
その点、この本の構成はすばらしいと思いました。繰り返し上等!
自己啓発本は読みっぱなしが基本ですからね(笑) 行動に移さなきゃ意味ないのに。
そういう意味で、人を動かす力のある良い本だと思いました!
人は、正されたいのではなく、ただ認められたい生き物
櫻田もそうだなーと、ブログで「正してください」「アドバイス下さい」と言いながらも、
本当は認められたいんだよな・・・って。
正されることは、心理的にとても苦しい作業。
でも、それがないと人は向上しないし、櫻田は美人になれないし、毛穴は小さくならない。
だから、
「かわいがられる人」とは素直にすぐ行動に移す人
でありたいと願う。それは、相手のためではなく、自分のためなのだ。
自分のやってきたことや価値観を否定されるような時は、とても苦しい。
でも、そんなものにしがみついてたって、正当性を主張したって、
何になるというんだろう。
もっと素直に、もっとオープンになろう!そう思いました。
きっとそれが、内も外も美人になる近道だと思うから。
#これと「自分の信念を曲げない」ことのバランスの難しさについては、また後日語らせて下さい・・・
★
その他、メモった言葉。
見返りを求めずに「与えよう」の気持ちで行動することを、私は「幸せ貯金」と呼んでいます。
断定形で言い切るのは「言葉に意思を持たせる」ことであり、「自分の発言に対して責任を持つこと」です。
断定形は実は「小さな約束」なのです。「これぐらいは、してくれて当たり前」と思うと、人が遠ざかっていく。
「ありがとう」の反対語は「当たり前」。
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「人にどうやったら好かれるなんて、そんなこと考えて生きたくない、むしろイヤらしい。」
なんて考えられた方にこそ、手に取って頂けたらなと思う一冊です。