かほりさん、
STARBUCKS EVENINGS(時折SEと略します)、早速行ってみましたので、レポートしてみますね。
ワイン×スイーツのコンビは女子好み♪
すっきりした味わいのシャルドネ・エストラーダクリークはカルフォルニアワインで、ここでしか飲めない限定品。それと、濃厚なクリームチーズ&オレンジの香り豊かなタルトが美味で、とても相性が良い。さらにインスタ映えする「うすはり」このオシャレな見栄え!
甘み強めのスイーツをチマチマやりつつ、ワインをちびちび。仕事で疲れたワタシを癒し、開放する・・・コンセプトがしっかり反映されたメニューです。(スイーツがつまみって、キッチンが不要で展開しやすそう)
「知的好奇心が旺盛でライフスタイルをより充実させたい人」
スターバックスイブニングのプレスリリースより
に向けたコンセプトらしく、新もの好きで、とりあえず来てみた、Facebookに写真アップするぜ!的なお客さん(櫻田含む)多し。
ちなみに、うすはりはキッチンの隅で手洗いをされていて、オペレーション側は大変そうです。
「うすはり」はよくメディアに取り上げられるMade in Japanの逸品。その松徳硝子の宣伝という意図もあるのかな。
インテリアはいいけど、なんか雰囲気が・・・
間接照明で少し暗めなライティングが素敵です。大きなソファー席等もあり、くつろいだ雰囲気ではあるんですが・・・
が・・・古めかしい昭和なオフィスビルの1階奥まったところのテナント。オフィスと自宅以外の3rd Placeと考えると、適切な立地なのかもしれませんが、サラリーマンがスーツ姿で打ち合わせしてたり、勉強してたり・・・平日夜の雰囲気は、オフィス街のドトールでした。
「Neighborhood and Coffee」の方が、ここよりリラックスできる雰囲気だし、メニューも豊富で好きです。まだ1店舗目だし、次の赤坂店に期待してみます!
女性がちょっと1人でリラックスできる場所?
ターゲットは直球勝負で「女性」。30~40代の女性が「ちょっと1人でリラックスできる場所」(東洋経済記事)ということらしいですが、1人でお酒を飲んでいた女性は、櫻田だけだったように思います。
そもそも、1人で飲むことを求めている女性が、OL時代を振り返っても、それ程いないような気がします・・。
開放感のあるカウンターは、むしろ落ち着かない。インテリアで開放感を意識したそうですが、単独ソファー席など、逆にプライベート感を出した方が「女性の1人飲み」にはいいんじゃないかなと思いました。また、普通のスタバと比べて女性客が多いとは感じませんでした。
ワインやビールを頼むお客さんは、7時頃で1/3〜1/4位はいたと思いますので、「チョイ飲み」需要はしっかり受けとめられるのかもしれません。客単価が上がって良さそう。
女性とお酒と1人飲みと
イギリス人女性は、パブに行くと女性らしさを出したいのか、ビールを飲むよりワインを飲む人のほうが多い。
とのこと。
さて、日本人女性が、女性らしさを出したい(男性の目線を意識して、と理解します)と頼むもの・・・カンパリオレンジとか、ジュースっぽいカクテルかな?私は専らビールなのですが、ライチソーダとか頼むと、友人には「何カワイ子ぶってんの?」って言われます。
日本では、洗練されたイイ女より、ちょっとベタな可愛い女の子を目指す方が、王道なんじゃないかと思います。若さに価値が置かれ「モテ」という言葉を冠した商品や雑誌の特集も多い。ワインより、ジュースっぽい可愛いもの、が妥当かと。
ワインは微妙にスノッブ感があるかもしれません。ちょっと気取った感じ。意識高い系のサラリーマンやOLにとっては「ワインを語る自分」にちょっとした憧れがあるかも。
★
Starbucks Eveningの日本導入は、本国アメリカからの流れというより、日本の「チョイ飲みブーム」に乗らなきゃ!(吉野家やケンタッキーフライドチキン等がお酒を出します)客単価も上げなきゃ!発想からスタートしたんじゃないかと思いました。
意識高い系をターゲットに、チョイ飲みをスタバがカッコ良くワインでやってみました、的な印象。
飲む=食べる そして動かない
さて、日本は仰る通り、食べながら飲みますよね。
同僚とそれなりの人数で飲むときは、居酒屋で「コース料理&飲み放題」を予約、というのが定番です。食べ物が常に運ばれて来て、食べながら飲む。しかも、大人数で行っても席を移動せず、最初座った所にずっと座っていることが多い。お店のつくりも、プライベート感を出したものが人気です。
以前働いていた会社で、固定席を廃止し「フリーアドレス」を取り入れたことがありましたが、見事に皆毎日同じ席に座っていたことを思い出しました。狩猟民族と農耕民族の違いでしょうか。
つまみのメニューが少なく、やたら開放感を意識したスタバのSEは真逆・・・1人でそういうお店に行きにくい女性のために、今までにない「飲みの空間」を目指したのだと思いますが、どう受けとめられるのでしょうか。
★
と、長々と感じたこと、思ったことをとりとめもなく綴って参りましたが、これは櫻田が思う日本人、東京、女性であって、全く違う意見も沢山あるだろうということ、書き加えておきますね。
櫻田めがねで見た日本、またレポートします!
そうそう、Future Learn始めました。
夏と言えば「冷やし中華始めました」ですが。
こずえ