マダム気分の櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
いや別に全くマダムじゃないんですけど、ボッケリーニのメヌエットを必死で弾いてたら、先生がそうおっしゃるんですもの←その気になって、語尾が若干マダム
今日はお笑いネタ&感動ネタの大巨編になってますのでご注意下さい。ハンカチ用意して!全米が泣くわよっ!←マダムっていうよりおねぇ
マダム気分でメヌエット〜お紅茶飲みましょう〜とは?
メヌエット、苦手意識満載で、さらに、まだ納得の行く演奏を一度もできておらず、もう、うなだれて、泣きたい気分でレッスンに挑むという、最悪の状態。
先生:櫻田さん、力み過ぎ、肩が上がってます、もっとリラックスして。
櫻田:広い形と弦を2本押さえるのと、スタッカートと、と、えーん・・・
先生:広い形もできてますよ←優しい もっとこう・・・「マダム気分でメヌエット」って感じで。
櫻田:大爆笑wwwwwww←肩の力が抜けてリラックス(先生スゴイ)
もうね、肩が怒り肩でね、緊張してね、手も震えてね、なんかもう、全然・・・。でも、前よりはちゃんと上手になっている。練習した分だけ。でも、ね、やっぱり難しくて、緊張して、頑張り過ぎて、眉間にシワがよって、全然楽しそうじゃないんです、櫻田さん。
櫻田:でも、左手が忙しくて・・・
先生:優雅にリラックスして下さい「お紅茶飲みましょう」って感じで。(さらにマダムっぽく言う)
櫻田:畳み掛けないで下さいwwwwwwwひぃwwww
ヘンに緊張する櫻田をリラックスさせ、さらに全力でチアアップしてくれました・・・
斉藤さんの「ぺ!」
先生:あのねww、櫻田さんの最初のスタッカートって、笑wwww、斉藤さんの、ぺ!、なんですよ、大爆笑wwwwww
(先生、面白いこと言う前に、先に笑うの止めてくださいwww)
櫻田:泣き笑い
先生:スタッカートを意識し過ぎて固くなって・・・
櫻田:で、勢いだけはある(笑)
先生:そうそう(笑)、で、ぺっ、って音になってるんです。
先生:そう、焦っちゃダメなんですよ、ぺっ、て焦っちゃ。この最初の5つの音は本当に大切ですから。
えっとですね、クラシックのチェロのレッスンなんですよ、それがね、なんでお笑い芸人の一発芸の話にwwwwwwww←先生、褒めてます、好きです
そして、最初の5音を10分以上特訓
#「ぺっさいとうさん」とかメモらなくていいしwww
・音の入り方、滑らかに。
・弓は本来直線ではなく弧をを描くように運ぶ。
・音がお尻でっかち、尻ぶくらみになりがち。
・最初の4音は16分音符。最後は8分音符。弓を使う長さは、音の長さに比例!
・アップはゆっくり、ダウンはスタッカート意識し過ぎで早い。同じ速度で。
・弓を返す時の音の繋がりを意識。
・音が全然響いていない。
ということを意識して、美しい音が出るまで特訓して頂きました。すると、たまに(たまになんですが)、いい音が出る。
いい音が出ると、褒めてくれる
→櫻田嬉しい
→自信になる
→ヘンな緊張が取れてリラックスする
→より良い音が出る
→また褒めてもらえる
→褒めてもらった時の弾き方を体が覚えて行く
こういうのがあるから、やっぱり習うことって本当に大切だと思います。この感覚を忘れないうちに練習を重ねなくては・・。
もう一週この曲頑張りたいって、自己申告してみました。次こそ納得の演奏をしたい。
仕事や人間関係で肩に力が入って焦っていた
実はレッスン前、精神的に最低だったんです。メヌエットが弾けな過ぎるからではなくて、仕事や人間関係で煮詰まっていることがあって。
「こうしなければならないのに、私はできていない。ダメだ。どうにかしなきゃ(泣)」
それで、焦って空回りして、取り組んでみても肩に力が入り過ぎて、なかなかアウトプットできなくて、余計イライラして、集中できなくて、でも、ただただ正面から突っ込んで行くことしかできなくて、気付くと眉間にシワがよって、肩が上がっていて、呼吸が浅くなって、ただただ焦って、どんどん自分のコンディションを悪く、アウトプットのクオリティを下げていく。
そういう櫻田の「悪い思考パターン」が、チェロを学んで行く過程に、ものの見事に反映されていました。
でも、チェロのレッスンで、明確に(そしてユーモアたっぷりに)指摘して頂いて、レッスン中にそんな自分を客観視できた瞬間に(ぺ!っと言われた瞬間に)自分が仕事等でも悪いスパイラルにハマっていることが、明確に客観視できたんです。本当に、パッと。
あぁ、そうだ、難しくて大変でリラックスなんてできない、って思ってても、リラックスして弾いたら、キレイな音が出たじゃない!そうだよ、リラックスしようよ、お紅茶飲もうよ!
伝わるだろうか・・・図解すると、こういう現象だったんです。
おかげさまで、仕事もギアチェンジすることで前に進めることができ、人間関係でも、心を開いて話したら、自分が心配していたような状況は全く起こっていなくて、頑に視野が狭くなっていたことを思い知らされました。
チェロレッスンに向かう時は、イヤな事ばかり考えてしまって、マインドフルネスになんて全然なれなかったけど、チェロレッスンから帰るときは、チェロの重みを感じながら、ほのかに香って来るキンモクセイをを楽しみながら、思い悩むことなく家路につくことができました。
先生はお気づきではないと思うのですが、先生のレッスンが櫻田の人生の支えにもなっていること、心から感謝しております。
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そして、思考回路が固くなっている大人だからこそ、今さら?と言われそうな新しい何かを習うこと、猛烈にオススメしておきます。