チェロ練習の休憩中に、メールでも見るか、とiPhoneのホームボタンに右手の親指を当て、指紋認証でロック解除しようとするも、弓の持ち手の跡がついていてiPhoneが指紋を認識できず、何度も拒否られる、は、チェロ初心者のあるあるなのか?と悩む、櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
#弓から指を離した直後、指紋がヘチャげてます。
#昔はもーーっとひどくて、痛くて長い時間練習できませんでした。
■ チェロを習い始めた当初は、なんと強く弓を「持って」いたんだろう!
チェロは「持って」はいけません。
ダメな図:親指と中指&人差し指で弓を強く挟んで「持って」いる状態。
#ぎゅーーーーーっ!
マシな図:親指が弓を挟むのではなく、支えるとか、支点になっている的な。
#ふわっと
な親指の腹にくっきり跡が付いているのは、強く持ってしまっている証拠。
でも、不安定な棒を弦に一定の力で当てるとか、
そりゃぁ「持って」固定しようとしてしまうのが大人ってもんです。
過去の経験に基づいて対処しようとしてしまい、新しい概念を受け入れにくいから、
大人から楽器をスタートするのは難しいのでしょう。
■ んなことできるかいっ!→あ、いつの間にか出来てた♪
もし、チェロを習い始めたばかりの方がこの記事を読んで下さっていたら、
お伝えしたいことがあります。
習い始め当初「んなことできるかいっ!」と思っていたことも、
一年続けると「あ、いつの間にか出来てた♪」となります。
習い始め当初「言ってることが意味不明」と思っていたことも、
一年続けると「あぁ、そういうことなんだ!」となります。
だから、大丈夫!地道に頑張って〜!!!
一年前の自分は、そういったことが解決できるのか、とても不安でした。
特に、弓を「持って」はいけない!というのが、頭では理解できても、
身体が理解してくれなくて、どうしても「持って」しまって。
力を抜くのはどこの力を抜くことなのか、理屈では限界があって。
手首で移弦しない、というのも、同じように段々と分かって来ます!
ま、今日も手首で移弦して注意されましたけどね。
そして、一つ解決すると、一年前にはなかった新しい壁がまた一つ現れ、
「んなことできるかいっ!」「言ってることが意味不明」を、
常に同じ数だけ抱えています。学ぶってそういうことなのでしょう。
一生飽きることはできなそうです(笑)
■ 意識しないと変えられない〜左手の中指と薬指〜
さて、人間の指の自然な構造として、弦を押さえる中指と薬指は、
どうしてもひっついてしまいます。
しかし、等間隔で弦を押さえることが求められます。
ふつうに弦を押さえるように置くとこうなる。
等間隔に置くとこうなる。これがツライ。手の構造上ムリッ!
何度も何度もそこを開け!指は等間隔に!と言われていますが、
実は「しょうがないぢゃん!」って思っている自分も、
「そのうちどうにかなるだろう」って思っている自分もいました。
だって、開かないし、他のことで超忙しいから、すぐ忘れちゃうのよっ!
(先生に心の中で逆切れ)
そんな櫻田を見透かすように、冷静な一撃が。
先生:中指と薬指が近くなってしまうのはしょうがないのですが、意識しなければ永遠に変えられませんよ。
例えすぐできなくても、そうしようとする意識は持ち続けなければならない。
そうじゃないと、一生変わらない。
櫻田はっとします。そうなんだよ、何でも、意識しないと変わらないんだよ・・・・そして、意識できれば、いつか変えることができる・・・。
話は健康ネタになっちゃいますが、
「舌を上に付ける」なんて、そんな無意識の習慣を変えられると思っていなかったけど、
頑張って意識し続けたら、ふと気付けば舌が上に付いているようにまでなりました。
100%じゃなくて、70%くらいだけど。
舌の吸盤化・鼻呼吸の記事一覧(櫻田こずえの毛穴ブログ)
https://keananobaka.com/category/inner/tongue
姿勢だって、何かの悪いクセを直すことだって、何だって、
意識を持ち続けることから始まるんですよね。
若いチョイイケメン先生、いつも深い言葉を投げてくれます。
常人には想像もつかないような時間を、チェロに捧げて来た、
何かを突き詰めて、限界まで極めた方って、やっぱりすごいな〜と思います。
これも→自分が絶対だと思ってはいけない★大人のチェロレッスン31回目
https://sakuradakozue.com/cellolesson20151113/
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月2回のレッスン&週1.5-2時間の練習程度の、あまり優秀な生徒ではない櫻田ですが、
少しずつですが上達しているし、弾ける曲も増えて、益々楽しくチェロにハマってます。
やっぱりいつか、ワサワサのドレス着てリサイタルだな←見た目重視
#現在はsuzukiの2冊目、ガボットに入ったところです。早い音の連なりに苦戦中。