前回のひたすらボーイングに続き、今度はポジション移動のスパルタ特訓を受けた櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
このスパルタ特訓シリーズ、受けているときはツライんですけど、その効果は絶大なので、嬉しい気持ちとイヤな気持ちがないまぜになります(笑)
ポジション移動が全然ダメ!特に戻る時!
はい、そうなんです、スケルツォのキモは、その狂ったような早いテンポと言うよりも、1stポジションから4thポジションに行って、その後またすぐに1stポジションに戻るというのが繰り返されること。
初級者はやはりここがツラくて、行ったり来たりしている間に親指の位置がズレ、音程がぶっ飛びます。
・指だけで音を取りに行ってるけどそれじゃ定まらんぞ
・ポジションチェンジは前もって準備だぞ
ということで、こういうことだぞ!
(えぇ、ほんとに分かりにくくてすみません。)
ポジション移動が来たら、あ、ポジション移動だから指移動させなきゃ・・・じゃ遅いっ!
ポジション移動来るなって思っても指は動かせないけれど、微妙に先立って肘を1stポジションに戻す準備を始める若干フライング(このタイミングが微妙なのだが)
そして、音が変わる時に肘に引っ張られるように、まるでムチのように指が指板の上を移動し始め、それは肘が正確に1stポジションの位置に戻っていれば、指も正確に1stポジションの位置に移動する。
まあ、イッツオートマティック!
と、懐かしいフレーズと絡めて理屈が分かったところで、身体がその通りに動く訳がありません。
ということでスパルタ特訓の開始です。
ポジション移動のスパルタ特訓(長いです)
先生:じゃあ櫻田さん、最初の2行だけ100回演奏して。
櫻田:え?あ、は、はい・・・(えぇーそんなのできるわけないじゃーんまた特訓が始まったよぶーぶー)
若干ぶーたれた表情をしつつ、とりあえず何度か弾きます。
先生:4thポジションに戻るところが全然出来てませんね。
櫻田:(何も言い返せない)
先生:戻るところだけはい100回!
櫻田:はい(ちぇっ、また100回かよ・・・心なしか先生嬉しそうだぞっ!)
やはり若干ぶーたれたまま、戻る所だけ弾き始めます。はい、ヘタッピ。悲しい。
先生:4thポジションの2音と、1stポジションの2音だけ1,000回繰り返して!
櫻田:(目を剥くが、先生は絶対である。とりあえず弾き始める。音がばらつき、その度に音が止まる)に”ぁーーーーっ
先生:はい、右手は止めない。止めてたら一生スムーズにできるようになりません。どんなにズレてもとにかく右手は止めない。同じ速度で!それに合わせて左手が動くようになるんです!
櫻田:は、はいぃ・・・(泣きそうになりながら、ギコギコする)
先生:じゃあ、このリズムで「ターンタ・4thから1stへ・ターンタ」ポジション移動のための時間がさらに短くなるリズムで特訓です。
櫻田:ぎゃーーー(もう泣きながらギコギコ)
・・・・・・
先生:よし、じゃあ、普通に頭から弾いて。
櫻田:は、はい・・・(そんな、すぐに上手くなる訳ないじゃん・・・)
実際なんかちょっとスムーズに弾けている。
先生:ほら、さっきよりスムーズになったでしょ?
櫻田:ほんとだーーーーっ!先生ネ申!一生付いて行きます!
といういつものパターンでした。
ということで、今週末はこの4th→1stを徹底的に練習して、次回は合格をもぎ取りたいと思います!
ちなみに今回最初に弾いた所「うーん、35点」とのことでした・・・orz…..