2018年も半年経ちましたが、今年読んだ本の「ポストイットの枚数が最も多いで賞」を獲得しそうなこの本を熟読しております櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
この記事を書くのも、予定より大幅に時間がかかって、あれもこれも終わってないのに・・・と、相当焦りながら書き上げましたorz…
実際にはそれほど忙しくないのにいつも焦ってしまい、「どうして自分はこんなに要領が悪いんだろう」と悩む人。
本当は忙しいのに、なぜかいつも余裕があり、やりたいことがサクサクできている人。
この両者の違いはどこにあるのでしょうか。本書では、そのメカニズムを解説し、自分自身が人生の主役になれる方法を紹介していきます。
そうなんですよ、実際はそれほど忙しくないのに、櫻田、いつもいつも焦ってるんですよ、時間がない、時間がないって・・・。
櫻田の情けない「焦りグセ」
櫻田には、食事の準備がそろそろ終わりにさしかかろうとすると、必ず焦るクセがあります。
なぜなら、「お味噌汁も熱々で、ご飯もホカホカで、お豆腐は水が出ないように直前に準備し、洗い物をなるべく残さず、冷たいものは冷たく、メインが出来ると同時に全てが整うように・・・」と最後の一瞬に詰め込んで、でも一人じゃ全てを同時にできないからパニックになって焦り、心拍数が上がり、イライラしてして、豆腐に乗せた鰹節を吹き飛ばしたり、ネギをのせるのを忘れたりします。
さらに時計をチラリと見て「今日は30分で料理を終えて、ご飯食べて、その後あの記事を仕上げて、その後筋トレして・・・って思ってたのに、もう45分も経過している。私ってなんでこんなに段取り悪いの?バカなの?これじゃ今日は何も終わらないじゃないよっ!」みたいな感じで勝手に自分に呆れてイライラしてしてして、効率良く動いているつもりで焦って不注意になり、お味噌汁をこぼします。
書いてると笑えてくるんですけど、本人結構真剣に頑張っていて、真剣だからこそ、焦っちゃうんですよね・・。
そうそう、それ櫻田。
焦ってしまうのは「あれもこれもやらなきゃと思うから」
しかも、そんなふうに焦って顔引きつらせながら料理出されても、嬉しくないですよね。
家事全般、そういうことになりがちです。
また、日曜日の夜はいつも「できていないこと」を数え上げて焦って休めなかったり、焦り過ぎて逆に何も手をつけられなくなったりします←アホか
でも「焦る」ことがやめられない。
43年間かけて「心のクセ」にしてしまったんです。
★
そんな自分のことが書いてあるこの本を、43歳のお誕生日前に見つけ、運命の出会いだと思いました。
「忙しさのメガネ」をかけている・・・なら、それを外せばいい
いや、櫻田が時間がないって言ったって、「フルタイムの会社員で、共働きで2人の子供を育てていて、両親は遠方に住んでいる友人」に比べたら、どう考えたって時間はたんまりあるんです。
でも、本人は寝る直前まで仕事や雑用をしていて、時間がないとバタバタして、狭い家の中を走ってドアにぶつかる・・・そんな櫻田はどうやら「忙しさのメガネ」をかけてしまっているようなんです。
「忙しさのメガネ」をかけていると、一つ一つ落ち着いて作業をこなすことができず「あれもやらなきゃ」「これもやらなきゃ」と焦って心身消耗し、無駄な動作が増え、しかし作業は一向に片付かず、さらに焦って何もできなくなる・・・。
自分の感じている忙しさは「仕方のないもの」ではなく、改善可能なもの
「忙しさのメガネ」という例えで、その焦りグセは「外せるもの」だということを、精神科医が納得させてくれます。
それは何なのか、どうしたら外せるのか・・・ぜひ読んでみて下さい!
この本を「焦りグセ」を本気で直したい方にオススメする3つの理由
1)「焦りグセ」がいかに自分の人生の質を下げているかを痛感できるから。
何か新しいことを始めたり、悪い癖を手放そうとする時、その努力が続かないのは「その必要性を本気で強く感じていない」から、というのが大きいと思います。
この本を読んでいると、情けなくなるくらい「焦る」ことがもたらす自分への害、周囲への害に気づくことができます。
そう、焦ってる人って、周りの人のために頑張ってるつもりで、逆に迷惑になっていたりするんですよね・・・。
2)「焦りグセ」のメカニズムを理解できるから。
たくさんのダイエット方法を知っていても、太る/痩せるメカニズムを理解していないと、一瞬は成功しても、すぐリバウンドするのと一緒。
時間管理術や精神論では、一瞬良くなったような気がしても、「いつも何かに追い立てられているような気がする問題」は解決できないばかりか、さらに焦ってしまうのは、焦り好きの皆さまはご経験済みですよね。
「焦り」のメカニズムを理解すること、そして無意識に行なっている「焦る」までの思考プロセスを意識できるようになれるから、焦る自分を客観的に見られるようになります。
そう、焦っている自分を客観的に把握することが、「焦せっちゃう自分」を直すための第一歩なんです!
3)「そうは言っても焦っちゃう!」人の心にちゃんと寄り添ってくれるから
櫻田はひねくれているから「あなたは優秀な精神科医(著者)だからできると思いますけど、私は凡人なんで無理です。」みたいなこと思っちゃいがち。
でも、櫻田が「そうは言っても焦っちゃうんだよっ!」と思い始めると、さすが臨床医、すかさず「そう、ますます焦っちゃいますよね。」と、櫻田を見透かしたようなフォローを入れてくれるんです。
そんなことで簡単に「忙しさのメガネ」がはずれるような人なら、そもそも「焦りグセ」に悩んでいないはず。
単に「焦りグセ」直しましょう、というだけでは、課題が増えるだけですから、ますます焦ってしまいますね。
自分が本当に苦しんでいること、悩んでいることを、分かってくれる人が書いた本だ!・・・だから、信じてみよう、「焦りグセ」に向き合ってみよう!と思わせてくれます。
43歳の一年は「焦りグセ」の改善に全力を尽くす!
43歳の一年で「焦りグセ」をなくす、だけでも達成すれば、100点満点の年でした!と言い切れる、それくらい重要なことだと位置付けています。
いやもう、2年かかっても、3年捧げても、「焦らない」メンタル構造がインストールできるならそれでいい!
その後の40年で十分回収できるから。
それくらい「すぐ焦る」メンタルが、自分を蝕み、周囲に迷惑をかけている自覚があるので。
焦らない人生は自分で選べる。
そう、尊敬する中村天風先生のおっしゃる「人生は、心ひとつの置きどころ。」なのです。
昔から大好きな言葉なのに、それを全く実践できていない自分に気づいて落ち込むけど・・・43歳で改めて気付くことが出来た!と考えるのも、心ひとつ置きどころ。
これからは「焦らない人生」を選んで生きたいと思います。