北根室ランチウェイを女一人で歩く.4★佐伯農場到着!

開陽台から熊エリア辺りまで、誰ともすれ違わず、人の声も聞こえず、ここで行き倒れても、熊に襲われても誰も気付かないと思ったら、猛烈に怖くなってしまった櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!

こんなに「ひとり」を感じたことはありませんでした。

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手に持った地図を頼りに、クマザサや木々が生い茂る中を、黙々と、ただ黙々と歩く。

そうしていると、そのまま自分が自然の一部に吸い込まれて行くような、そんなおかしな感覚が訪れる。

右、左、右、左と前に進める足すら、なんだか自分のものじゃない気がしてくる。

そんな、自然に包み込まれるような一体感を感じつつも、足裏に感じる土のぬかるみ、容赦なく顔をヒットする木や草、そして襲って来る確かな疲労感、荒い呼吸に、自分を意識する。

でもまたひたすら歩いていると、頭が真っ白になって、感覚が麻痺してぼーっとして来て、また自分が自然に溶けて行くような感じがする。

そんな繰り返しでした。

いやぁ、人をポエマーにさせますのぉ。

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北根室ランチウェイを女一人で歩く.3★民宿地平線〜開陽台の先

今回はグリーンの「1」の区間の後半戦を歩きます。

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今回の記事でレポしたルートです。距離としては再5〜6km 番号は写真の番号に対応していますが、かなり適当にマッピングしているので、その点ご了承下さい。

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山道を抜けて舗装された一般道を少しだけ歩くと、次は、北海道らしい、長い長い砂利道がやって来ます。

どこまでも〜かぎりなく〜(globeです)雪は降り積もらないんですけど。真っすぐな道が続きます。


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1.5kmくらいひたすら真っすぐの道を歩きます。

やっぱり感覚が麻痺してぼーっとしてきますが、それが何だか気持ち良くなって来ます。瞑想みたいな感じです。

ルートに自信がなくなって不安になってくるとドキドキして孤独を感じますが。

ようやく曲がり角に到着。


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お次ぎは大胆にも、人様の敷地内(保科牧場さん)を突っ切ります。いや、ショートカットではなく、これがルートなのです。

本当に、牧場の建物や施設の中を、牛や馬、犬に見つめられながら突っ切ります。緊張します。


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木と木の間を抜け、


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小さな小川を越え、


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犬に吠えられて、


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再び牧場を突っ切らせて頂きます。作業は早朝に終っているのか、牧場内は人気なし。モーモーという牛の声が聞こえるだけ。めちゃめちゃ不安になります。お邪魔します、ご好意で通して下さってありがとうございます。道間違えてたらごめんなさい・・・とりあえず大丈夫だったようです。


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広い放牧エリアの端を、ここでいいんだか不安になりながら歩いて行きます。


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お牛様のいらっしゃるエリアと歩くルートに境はありません。

注意事項として、お牛様を驚かせないように、走ったり大きな声をあげてはいけません。牧場を好意で通して下さっているのですから!

いや、かなり巨体でいらっしゃり、超接近してきたりして、でも走ったらあかん!とさり気なく逃げて・・。めちゃめちゃ怖かったので、様扱いです。私はいないことにして下さいませお牛様!と祈りながら横を通り過ぎました。

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たまに、好奇心旺盛なお牛様が「遊びましょ〜♪」って小走りにいらっしゃるんですが、負けずに競歩的に(走っちゃだめ!)、目を合わせずに立ち去ります。お願い、私はいないことにして下さいませお牛様・・・と心の中で願いながら歩きます。超接近された時には、怖くて写真なんかとれませんでした。

いや、特に何かされたわけでもなく、そんなに怖いことはないと思うんですが、如何せん、見渡す限り人はいなくて、何があっても誰も助けてくれない状況が怖過ぎて。それに、万が一接触して何か家畜に悪い影響が出ても良くないですし。(家畜には触れるな、というルールがあります。触れられないように頑張りましたw)

無事にマンパス(家畜は通れないけれど人が通れる)を通り抜けて、ホッとします。


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お牛様の次は、あぶに追われ、泣きながら林を走って抜け(笑)、休憩。

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開陽台で買っておいたおにぎりを。あぶに追われて走った後だったので、まじ美味しかったです!


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360度、見渡す限り大地。大きな大地を意識できます。そこにぽつんと、わたし。


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いやここで、初めて人とすれ違いました!
北海道在住のご夫婦。嬉しくってちょっと立ち話。

そして佐伯農場に辿り着きます。

正面入り口から入るのではなく、横から突っ切る形でルートが続いています。


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佐伯農場さん、センスがいいんですよね〜カッコいい!シンプルでモダンで、でも自然で。

そんな素敵な佐伯農場さんのご紹介は、また次回。

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