櫻田が中学生~高校生の多感な時代に、熱狂的に好きだったのは、Roxette(ロクセット)という、スウェーデンの男・女のデュオでした。
~本日は感傷的なひとり語りでございます~
中学生になって洋楽にハマり出して、光岡ディオンのダイヤトーンポップスベストテンとか、ケーシーケーサムのアメリカントップ40とか、欠かさず聴いていました。
カセットテープに録音してたよっ!
#再生ボタンと赤い録音ボタンを同時押しするやつっ
で、14歳くらいの時、この曲を聴いて、彼らが大好きになりました。
1989年に全米シングルチャートで第1位になって、その頃始まったJ-WaveのTokyo Hot 100で常連だったな~。
ロックでありつつポップス的な軽やかさと、軽快なギターやメロディの美しさがあって、大好きでした。
あーほんとカッコよかった、特にボーカルの女性マリーの、声も外見も仕草もカッコよくて。
男性のペールが曲を作ってて、話すときの声が超可愛いのも好きでした。
とにかくめちゃめちゃ好きで、私にとってのアイドルで、彼女たちのことをもっと知りたいけど、当時インターネットがなく情報も少なかったので、スウェーデンの女の子2人と文通をしてたくらいでした。
おかげで英語が好きになりました、感謝!
なぜそんなにハマったのかよく覚えていないのだけれど、ただただ好きでした。
強いて言えば、上手に反抗期を迎えられなかった(抑圧気味で)櫻田の、エネルギーの放出先だったのかもしれません。
マリーの、シンディーローパーのようなハスキーさと、豹のようなパワフルさが炸裂するこの曲!好きだったな・・・。
部屋でひとり踊ってましたねぇ・・・あの時いろあったなぁ。
そう、一浪して大学に合格した直後、初めてのRoxetteコンサート@横浜に、浪人時代一年間待っていてくれた彼と行ったこととか、まあ、いろいろ思い出す・・・音楽ってその時の思い出と共に冷凍保存されていて、解凍されると鮮やかに蘇りますよね。
なぜこの曲の邦題が「ふたりのときめき」なのかは、ほんと解せませんが、Roxetteの邦題は概していただけない感じだったと記憶しています。
CDに入っていた、ライナーノーツを熟読してたけど、今もライナーノーツってあるのかしら?
★
その後、マリーが脳腫瘍で闘病生活を送っていて、回復してまたステージに戻った、なんて話も聞いていたけど・・・
去年2019年の12月、日暮里の繊維街で入った生地屋さんでRoxetteがかかっていて、わー嬉しい♪懐かしい♪と思って、曲が終わるまで店内にいたら・・・J-WAVEのDJが、マリー・フレデリクソン61歳の、早すぎる訃報を知らせていました。
悲しみというか、そう、喪失感で、力が抜けていくような気がしました。
私の思春期の全てが詰まっている、象徴のような存在であり、憧れの美しい女性であり。
かかっていた曲はこの曲。
確かにToributeはこの曲しかない。
コンサートの最後にこの曲で、声の限りに一緒に歌ったことを思い出して、この曲を口ずさみながら、日暮里の繊維街をしばらくふらふらと歩きました。
Time goes by so quickly. It’s not that long ago we spent days+nights in my tiny apartment sharing impossible dreams. And what a dream we eventually got to share! I’m honoured to have met your talent+generosity. All my love goes to you+your family. Things will never be the same. pic.twitter.com/MQwkjEozl3
— Roxette (@TheRealRoxette) December 10, 2019
Things will never be the same…(彼らの曲のタイトル)に、ファンは泣くな・・・。
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それからずっと心の隅に置いていたのだけれど、一言書きたくなって・・・一言にたどり着くまで長くなったけど。
ありがとう!
パワフルで美しい あなたの歌声は 永遠に
Rest in piece, Marie.