東京チェロアンサンブルvol.8★チェロがもっと好きになった

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チェロが聴きたいなぁ〜と思い立ったその日に、
「東京チェロアンサンブルvol.8」というコンサートを見つけたので、
40歳でチェロを始めて約1年経った櫻田、紀尾井ホールに行って参りました。

追記:2017年のVol9のレポートはこちらから
東京チェロアンサンブルvol.9★チェロがもっともっと好きになった

そして、チェロ好きっ!って気持ちでいっぱいになって、スキップして帰って来ました。
#大丈夫です、気持ち的にスキップしていただけで、実際はしていません。

Celloensemble2

素晴らしい演奏をありがとうございました!
興奮して涙出ました。出てないフリしたけど←誰も見てない

■ なんかチェロ聴きたい気分・・・

そんな気分になった金曜日の午前中。
でも、どこでどんなコンサートをしているのか全く分かりません。
そんな時、グーグル先生がそっと教えてくれました。

音楽の友「コンサートガイド」
http://www.ongakunotomo.co.jp/concert/

10日以内で、チェロがいっぱい聴けるコンサートないかなって検索したら、
チェロ関連のコンサートが沢山!!おお!
#音楽の友はクラシック好きのバイブルだそう(バッハ君談)

で、その日の19時から、四谷近くの紀尾井ホールで、
チェロばっかりの、チェロアンサンブルがあるとな。わー素敵ーっ!
この前テレビで拝見した宮田大さんも出演されるとのこと。

紀尾井ホールに問い合わせたら当日券も出るとのことで、急遽行って参りました。

東京チェロアンサンブルvol.8
http://www.kioi-hall.or.jp/20160311k1900.html

いや、それが、めちゃくちゃ楽しくて、感動的で、良かったのよ奥さんっ!

■ 全部チェロなのーーーーーっ!←当たり前だろ

きゃー!舞台にチェロしかないっ!←だから当た・・・

本当はマグロだけ食べたいのに、海鮮丼しかなくて、マグロを最後まで大切に取っておいて食べていたのに、今日は突然マグロ丼がサーブされたと言うか、
本当はタラちゃんのファンなのに、カツオやサザエさんばかりフューチャーされてたまにタラちゃんが出ると軽く興奮してたのが、今日はタラちゃんメインのエピソード!興奮MAX!ヤバイ!みたいな。

・・・感動を伝えるって難しいですね←お前の表現が分かりにくいんだよっ。

チェロだけのコンサートが、バッハ無伴奏以外では初めてだったんですよね・・。
あーもっと早くこの「チェロアンサンブル」系コンサートに行けば良かった。

どの音も全てチェロが出していて、深い緑からつややかなワインレッドな、深く色っぽい音が聴き放題!

やっぱり、何か楽器がやりたかったからチェロにしたのではなく、
この音をこの手で出したかったから、チェロを習い始めたんだなと思いました。
(自分に酔う)

#イタリアとフランスの曲を集めた演目でした。
#フランス系ラブなのでラッキーでした!

Celloensemble3

■ ピチカートにゾクッと興奮する

バッハ:G線上のアリア

ガボットで初めてピチカートに出会った櫻田でしたが、
ピチカートという表示も無視し、普通に演奏して先生に直された挙げ句、
「とりあえず、弦をはじいておけばいいんでしょ」
(投げやりというより、弓の扱いが大変で必死なだけなんです涙)
でしたが、わーわー、チェロのピチカートってなんて綺麗な音が出るんだろうって。

それも、はじく指の軌跡がなんだかすごくて!←説明しろよ
うーん、楕円っていうか、曲線というか、有機的というか、まろやかで。
オケで見るときもそうなのだろうけど、
チェロ10台だけで見やすかった聞きやすかったのもあったのかなぁ。
何とも言えず心地良い「ブロワォン、ブロワォン」って音←そんな音じゃない
次のレッスンでは、真似して弾いてみよう♪←形だけの真似になり先生にダメ出しされるだろう

さらに、はい、全部チェロの音で、美し過ぎて、
なんだかですね、はい、しょっぱなから鼻ツンでした。
静寂の中で、厳かな雰囲気で、本当に本当に、心に響く美しい演奏でした。

■ チェロアンサンブル

さて、クラシックの知識が全くないので、お詳しい方すみません、なのですが、
「チェロアンサンブル」ってのがあって、皆さま活発に活動されてるんですね。
1,000チェロとか聞いた事だけはあったけど、なんかこんな世界的なのね。

Wikipedia:チェロアンサンブル

チェロアンサンブル

NPO国際チェロアンサンブル協会
http://1000cello.vc/

全国にチェロアンサンブルのグループがあるようです。
うーん、入るにはどれくらいのレベルが必要なのかしら・・練習がんばろっ!
いやいいですねぇ、練習する気がアップします。

で、プログラムの続き。

コレット:不死鳥
ヴィヴァルディ:コンチェルト・グロッソ ニ短調 作品3-11
ロッシーニ:セヴィリアの理髪師より序曲
タンスマン:4本のチェロのためのニ章
フォーレ:パヴァーヌ 作品50

ただただ、チェロの、というか、チェリストの皆さまの奏でる美しい音に、
ハーモニーに感動しっぱなしで、感動で何度もうるっと来ました。

パヴァーヌ、好き、私も弾きたいーーーっ!綺麗、美しいーっ。
とりあえず、スズキの2冊目最後の曲に合格を貰わなければ!

■ チェロの表現力の豊かさに感動しまくった

ラスト「ラヴェル:ボレロ」

えー!?ボレロをどうやってチェロだけで弾くんだろう・・・そう思っていたら、


#これは他の方の演奏、参考まで。

あのスネアドラムはどうするの?
と思ったら、チェロの肩を叩くんですねぇ。おおぉ、文字通り打楽器!

ピッコロとホルンが、あのちょっと、仲悪そうで良さそうな音を出すところは?
音楽的に説明できませんが、ピッコロっぽい不思議な黄色っぽい高い音が響いて、
わーわーって、もう、興奮して身を乗り出して、前のめりでにやけながら聴いてました。

もう、楽しくって、美しくて、楽しかったです。顔が自然にニコニコしてしまう。
気付いたら、何もかも忘れて、夢中になってチェロから出てくる多彩な音に没頭してました。

チェロって、深つややかな音だけじゃなくて、
黄色っぽいキラキラした音も出るんだー、それにキュートな音まで!

いやいや、知らないってすごい!←勉強不足なだけ
まだチェロについて知らないことが沢山あるはずだから、
それだけ沢山の感動が待ってるのね〜。

習い始めとか、ハマリ始めって、これだから楽しい!

■ 顔を見合わせて交わされる笑顔がとても印象的でした

私ちょっと恋をしちゃいました。その中の女性チェリストの方の笑顔に。

周囲の方に目配せされながら、とっても豊かな笑顔を炸裂されるんです。
その方の醸し出される、あったか楽しい、そしてキュートな雰囲気に引き込まれました。
そして、ドレスもまたとっても素敵で、キュンキュンしました。
(音じゃなくて見た目の感想ばかりですみません・・・)

もちろん彼女だけではなくて、皆さんとっても仲良さそうにアイコンタクトされてて、
そして演奏することを楽しんでいらっしゃるんだなーっていうのが伝わって来て、
とてもあったかい気持ちになるんです。

いやぁ〜今日の今日だし、迷ったけど来て良かった。

アンコールの曲←曲名を覚えていない も、
歌声も入っていて、とてもエネルギッシュで興奮しました。
楽しい、本当に楽しい、ひとときでした。

櫻田はまたへたっぴで必死で「音楽を楽しむ」とか「表現する」段階にないけれど、
それでも、音楽を楽しみ、表現しようとする気持ちは全力で出して行こう!と思いました。
うん、気持ち大切。

チェロ始めて良かった、そう思いながら家路につきました。

Celloensemble1
#コンサート後の紀尾井ホール

で、大人になってチェロを習い始めた人は、
この「東京チェロアンサンブル」の公演に絶対行くべき!
と、勝手に思いました。チェロ練習意欲がめちゃ刺激されます。
もっと上手になって、アンサンブルしたいっ!って思いますよ、きっと。

毎年開催されているようなので、来年も絶対行きますよ〜!

東京チェロアンサンブルブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/tokyocelloteam

でも、やっぱりコンサートにひとりで行くのは、ちょっとつまらない。
ここが良かったとか、あそこが感動したとか、お茶しながら話したいし、
曲の合間の舞台の設置をする人が、西田敏行さんと秋元康さんにチョイ似てたとか話したい・・。

来年はどなたかご一緒して下さ〜い!

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