櫻田のチェロの原点〜ヨーヨー・マ:バッハ無伴奏チェロ組曲全曲演奏会2016@サントリーホール〜

昨晩、ヨーヨー・マのバッハ無伴奏組曲全曲コンサートに行っていまだにフワフワな、櫻田こずえです、皆さまフワフワッ♪ はい、フワフワ、素晴らしい演奏を聴いて、夢見心地で、未だに現実世界に戻り切れていない感じです。

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感謝!感謝!感謝!

櫻田が40歳でチェロを習い始めたのは、元はと言えばヨーヨー・マのせい!最初に買ったクラシックのCDがこの、彼の無伴奏チェロ組曲だったのです。タダのクラシックCDではなくて、坂東玉三郎やアイススケートとのコラボもあり、そしてエメラルドグリーンのジャケットが、本当に美しい。


ちなみに、バッハ君とおつきあいを始めたのにも、このバッハ無伴奏チェロ組曲が一枚噛んでます。そう、だからうちの夫は「バッハ君」と呼ばれているのです。

櫻田の人生を彩り豊かな音楽で満たし、素敵な夫を運んできてくれたヨーヨー・マに、感謝しても、感謝しても、感謝しても、感謝しきれません。

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感謝の気持ちをお布施に代えて・・・物販で購入。

前から6列目のど真ん中

手を伸ばしたらヨーヨー・マに手が届きそうな、彼が私に向かって弾いてくれているような、そんな席でした。ヨーヨー・マって、観客とアイコンタクトするんですね(?)←思い込みじゃね? 櫻田を見て弾いていた瞬間があったってばさ!←信じる者は幸せだね

幸福 (キラキラキラ〜〜ッ)

25,000円はやり過ぎたな・・・と思ったけれど、いやいや、十分過ぎる程ペイしました。あぁ、頑張ってこの席ゲットして良かった。

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チェロを習い始めたからこそ、ただ聴くだけじゃなくて、いろんな視点を持って演奏を聴く、観ることができるようになりました。

左手がまるで魔法のように指板の上を踊り、4thポジションから 1stに移る時の優雅で余裕のある移動。4thポジションでチェロを抱きかかえるように弾く時の、チェロから出る高い音の連続の美しさ。荒々しい動きで、チェロの肩に弓が当たる時の音・・・。

今まではなんとなく聴いていた、観ていた演奏が、一つ一つ感動しびっくりする要素でいっぱいになる。もっともっと練習がんばろう!

あぁ、それにしても、フォルテッシモでも右手には一切無駄な力が入っておらず、腕で身体で弓を動かしている様に、比べてどうすんの?って感じですが、自分のダメさを思い知らされます。

ようやく会えた私にとっての正しい無伴奏

バッハの無伴奏は人生3回目ですが、全曲通しで一気に聴くなんて経験したことがなく、気力体力が持つか不安でしたが、お尻が痛くなっただけで、どうにか乗り越えられました。

演奏は正味2時間半弱くらいだったでしょうか、なんか、ちょっぴり演奏が早かったような。

ニコニコとしながら舞台に現れ、おもむろに弾き出す最初の有名なフレーズは、あっけない程さらっと演奏されて若干拍子抜けしましたが、続く2番、3番、緩急がついた中にも、やっぱりそれは清く正しいヨーヨー・マの演奏で、心が落ち着く演奏でした。

櫻田の無伴奏は、彼が2回目に全曲録音した前出のCDが初めてで、それをずーっと繰り返し繰り返し聴いていたので、誰の演奏を聴いても、もちろん好きな曲なので嬉しいし感動するのですが、なんかどこかしっくり来ない部分がありました。私の無伴奏とこことあそこが違う・・・←うざい。

アヒルの子供が最初に見た動くものを母親だと信じ切るように、それは、上書きできるものではなくて、ずっと櫻田のmotherだった。

ヨーヨー・マは、約20年前と同じ、丁寧で穏やかでやさしく豊かな演奏で、櫻田は細かいことや難しい音楽論は分からないけれど、ようやくこの演奏に会えたんだという感慨に、ずーっと浸っていました。

櫻田も(死ぬまでに)全曲演奏するぞーっ!

あ、個人的な戯言ばかりで、すみません。演奏に関するちゃんとしたレビューは、他を当たって下さい、すみません。

さて、チェロケースにサインを!と鼻息荒くしてましたよね?

ヨーヨー・マが無伴奏チェロ組曲全曲演奏会をサントリーホールでやるとな!それも一晩で!

もちろん、油性の白いペンも買いました。黒っぽいケースなので、これで鮮やかに!

しかし・・・チェロケースにサインを頂くことはできませんでした。

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帰り道、チェロケースを背負った人が何人か歩いていて「おおっ!同士よ!デカイケースを背負って、とぼとぼと家路につこうではないか!」と、声をかけたくなりました(笑)

さて、スズキの教科書では、いよいよ次の4冊目で、このバッハ無伴奏チェロ組曲が出て来ますが、ボッケリーニのメヌエットで足踏みし続けている櫻田さん、果たしていつになったら演奏できるんでしょうか・・・。

最後に、櫻田が最も愛する部分、第4番 変ホ長調BMV1010のブーレの中のここを!



何か、祈りのような、静粛であたたかい儀式のような、でも、何か少し切ないような・・・長い旅に愛する人を送り出す、穏やかな祝福とさみしさと←勝手な妄想です(21:48くらいまで)