「7つの習慣」5 私的成功→公的成功へ☆相互依存のパラダイム

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これまで自立した人間になるため(私的成功)の三つの習慣を見て来ましたがが、
次は、個人としての成功ではなく、家族や企業等のチームとしての成功に必要な習慣です。

完訳 7つの習慣 セミナーDVD

#習慣のタイトルがちょい違うのは、今年新しく出た新約版だからです。

人間関係に大きな力を発揮するテクニックが本当にあるとすれば、それは真に自立した人格から自然にあふれ出るものでなければならない。だから、関係を築き始めるべきところはまず自分の内面であり、自分の影響の和の中心であり、自分の人格を育てることである。自立するにつれてー主体的になり、正しい原則を生活の中心におき、価値観に基づいて誠実に優先課題を計画し、それを実行する力を育成するにつれてー相互依存を選び、充実した、継続的で生産的な人間関係を築くことができるようになる。

人間関係の悩みって尽きないですよね・・・それを根本的に解決するヒント満載です。

■ 相互依存のパラダイム

信頼がなければ、友情はない。誠実さがなければ、信頼はない。

(相互依存に基づく)よい人間関係 は、信頼関係が必要であり、
信頼関係を築くには、一貫した誠実さが必要。

誠実さには、自制と自己のコントロール=自立という土台が必ず必要。
これまでの章でやってきた三つの習慣を身に付けた上で、
初めて、信頼関係に基づく良好な人間関係を作ることができる。

第一の習慣:主体性を発揮する
第二の習慣:目的を持って始める
第三の習慣:重要事項を優先する

 

■ 信頼残高という名の財産

信頼残高とは、人間関係において、礼儀正しい行動、親切、正直、約束を守るなどの行動を通して築かれた、信頼のレベルの比喩表現。

日々誠実に他人に接することにより、少しずつ貯金のように積み立てられる信頼。
その人との信頼残高が低い状態で、人間関係の問題に、表面的な応急処置をしても無駄。
自分を変え、信頼残高を作る「預け入れ」を重ねなければならない。

信頼残高が低い例:常に浮気を疑って詮索する妻
妻にプレゼントをしてご機嫌を取ったり自分の潔白を言葉で証明しようとしてもムダ。
「信頼残高を作る六つの大切な預け入れ」を重ね、相手に安心感を感じてもらうことが必要。

1, 相手を理解する
相手を大切に思うのであれば、相手にとって大切なことを、あなたも大切に思う必要がある。

2, 小さなことを大切にする
小さな無礼、小さな不親切、無神経は大きな引き出し→残高不足へ。
人間関係において、小さなことは大きなことである。

3, 約束を守る
子供はあなたの言葉や約束に対して信頼を寄せていれば、あなたの忠告に従って行動するだろう。

4, 期待を明確にする
これはずきーんと来ました。初期のバッハ君と櫻田みたい。
最終的には何とかなる=結婚するだろう なんて思ってたかも。

人間関係におけるほとんどの問題は、役割と目標を取り巻くあいまいな期待、
あるいはお互いの期待像の相違に端を発している。
期待を明確にすることは、とても勇気のいることである。
なぜなら、お互いの相違点を直視し、双方が納得できる期待像を打ち出すよりも、
まるで相違点がないかのような振りをし、最終的には何とかなるだろうと思い込む方が楽だからである。

5, 誠実さを示す

その場にいない人に対して忠実になることである。
ー愚痴って人の悪口になっていることが多いよね。
ーこれ本当は秘密なんだけど・・ってドヤ顔して秘密をバラしてる人って信用ならないし
←自分ヤバッ!

すべての人々に対して平等に同じ原則に沿って接する。
99人の心をつかむ鍵を握っているのは、ひとりの人に対する接し方だ。
ーデキる人は警備員のおっちゃんや掃除のおばちゃんにも、等しく誠実に接するって言うよね。

6,引き出しをしてしまったときは、誠意をもって謝る
真に自立した人でなければ、内的安定性がなければ、謝るって簡単にできないんだよね。
自分に自信がなければ、自分を正当化しようとしてしまう。


そして、大切なことは、これを日常の自分に当てはめて想像してみることだと思う。
字面を追って「ごもっとも!」と頷いていても、多分1mmくらいしか変わらない。
信頼残高の引き出しをしまった自分を思い出し、
信頼残高の預け入れをしている自分を想像する。上書きできるくらいに。
脳みそは想像と現実を区別できない。繰り返せば預け入れをしている自分が現実になると思う。

 

■ 愛の法則と人生の法則

愛の基礎的な法則
見返りを求めず無条件の愛という形で預け入れを行う
=相手に安定感と安全な気持ちを感じさせることができる。

相手は自分自身の本来の価値を感じることができ、
自分の真のアイデンティティーを肯定されたことになる。

無条件で人を愛する ことは、 甘くなることではない。
甘い行動や態度自体は、大きな引き出しとなってしまう。
(甘やかし過ぎの母親は子供に信頼されない)

また、愛に条件をつけることは人生の基礎的な法則に違反になる。
人生の基礎的な法則:協力・貢献・自制・誠実
(私を愛してくれるなら愛する、良い子にしていれば愛する・・)

人が反抗的になるのは、頭の問題ではなく心の問題である。
そして、心の問題を解く鍵は、信頼残高の預け入れをすることであり、相手に無条件の愛を示すことである。

反抗的になる人に何か論理的に説得しようとしても逆に火に油だし、
もちろん、無理に押さえつけようとしたり、頭ごなしに否定してももちろん無意味。
ひたすら信頼残高の預け入れをするしかない。

これはビジネス本かと思ったけど、育児書なのか?

子供の抱えている問題を単なる邪魔や重荷だと考えず、
子供との関係を築く良い機会だと解釈すれば、親子関係は一変するだろう。

預け入れのチャーンス!クレームはチャンス!と一緒か。
気づかなかった欠点に気づかせてくれるから。

本には父親である著者の父親としての体験談・失敗談が沢山書かれています。
言い忘れていたけれど、この本が分厚いのは、これらの原則や真理を裏付ける、
沢山の分かりやすい、身に覚えのある実例が挙げられているからです。

だから、分厚いけど思ったよりさらっと読めます。

ブログでも、自分は信頼残高をどんどん積み上げていかなければ!と思う。
読者の皆さまと信頼関係ができれば、
ちょっと言い争いになりそうなセンシティブな問題を提起することもできるし、
自分の隠したくなるような悩みを皆さまに相談することで、
自分もアドバイスを頂けるし、同じように人に言えなくて悩んでいる人の、
反面教師になることもできるかもしれない(笑)

なんで最近7つの習慣がこんなに気になっていたんだろうと思ってたけれど、
それはブログに自分の大部分をさらし、その中に自分の人格が反映され、
自分を客観視することができるにつれ、私的成功はある程度頑張っているけれど、
公的成功が弱いなと薄々気づいていたのかもしれない。
(で、今回、頷くところがあり過ぎて、まとめが長くなってしまった・・)

気づいたことは幸運なこと☆さあ、次回から相互依存のパラダイムを勉強するぜ!

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